2020/01/09

01/25: 志賀俊介さん博士号請求論文公開口頭試問のお知らせ

2020年 1月 25日(土)に志賀俊介さんの博士号請求論文公開口頭試問が下記のとおり行なわれます。

日時:2020年 1月 25日(土)10:00より
会場:慶應義塾大学三田キャンパス 北館第二会議室(access / campus
主催:慶應義塾大学文学部英米文学専攻
審査委員会
主査:巽孝之(慶應義塾大学)
副査:大串尚代(慶應義塾大学)
副査:牧野理英(日本大学)
副査:ブライアン・マクヘイル(オハイオ州立大学)
副査:ナサニエル・プレストン(立命館大学)

このたび慶應義塾大学大学院文学研究科において、志賀俊介さんが 2019年 10月に提出された博士号請求論文 “Living in the Middle of Nowhere: Ontological Ambivalence in Jhumpa Lahiri’s Works” (脱領域の文学―ジュンパ・ラヒリの作品における存在論的二律背反)に対する口頭試問が行なわれます。“Living in the Middle of Nowhere” は、ラヒリの諸作品——短編 “The Third and the Final Continent” (1999), 長編 The Namesake (2003), “Hema and Kaushik” (2008), 長編 The Lowland (2013),  エッセイ In Other Words (2016),  “The Boundary” (2018)——を扱いながら、ポストコロニアル理論や環大西洋・環太平洋研究をふまえつつ、ラヒリ作品に頻出する “nowhere” や “nothing” という言葉に着目することで、存在論的二律背反を示唆する「虚無の空間 (nowhere space)」で宙吊りとなったインド系ディアスポラによる、新たな地平へ向けられる脱領域的な眼差しを明らかにするものです。

審査委員会は、主査・副査五名で構成されます。主査を巽孝之先生(慶應義塾大学)、副査を大串尚代先生(慶應義塾大学)、牧野理英先生(日本大学)、ブライアン・マクヘイル先生(オハイオ州立大学)、ナサニエル・プレストン先生(立命館大学)が務められます。

志賀さんの博士号請求論文口頭試問は公開です(入場無料、予約不要)。ご関心お持ちの方はどうぞご来聴ください。


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