2009/04/05

巽先生が新訳を手がけた新潮文庫のポー短篇集リメイク、二巻連続刊行のお知らせ!

巽先生が新訳を手がけたエドガー・アラン・ポー短篇集リメイクが、新潮社より二巻連続して刊行されます!この企画はポー生誕200周年記念の一環であり、第一巻:ゴシック編は4月1日(水)に、第二巻:ミステリ編は5月1日(金)に刊行されます。


黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集Ⅰ ゴシック編―
<目次・収録作品>
黒猫
赤き死の仮面
ライジーア
落とし穴と振子
ウィリアム・ウィルソン
アッシャー家の崩壊



モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集Ⅱ ミステリ編―
<目次・収録作品>
モルグ街の殺人
盗まれた手紙
群衆の人
おまえが犯人だ!
ホップフロッグ
黄金虫



今回の新訳は、巽先生の著書『ニュー・アメリカニズム―米文学思想史の物語学』(青土社、1995年)、『E・A・ポウを読む』(岩波書店、1995年)で行われてきた新歴史主義以降の方法論による作品分析の研究成果を存分に活かした、文字通りの新訳!

さらに本書の表紙イラストは、小説家・宮部みゆきさんの作品でおなじみのイラストレーターいとう瞳さんが担当され、美しいカバーアートに仕上がっています。(いとう瞳さんのサイトは、こちらからご覧いただくことができます。)

美女再生談の傑作短編「アッシャー家の崩壊」(1839年)やホラー小説の名作「黒猫」(1843年)といった代表作が収録された第一巻:ゴシック編、「推理小説の父」でもあるポーの人気作品「モルグ街の殺人」(1841年)や「盗まれた手紙」(1845年)が収められた第二巻:ミステリ編。ぜひこの新訳で、ポー作品を読み直してみてはいかがですか?