英文号においては、細野香里先生のご論文 “‘Lone and Forlorn’ Orphans: Georacial Hybridity in Adventures of Huckleberry Finn” が収録されています。書評欄においては、CPAでもご紹介してきた四冊——1) The Routledge Companion to Transnational American Studies (Nina Morgan, Alfred Hornung, Takayuki Tatsumi, editors; CPA詳細), 2) 『アメリカン・マインドの音声――文学・外傷・身体』(下河辺美知子監修;CPA)、3) 『空とアメリカ文学』(石原剛編;CPA)、4) 『抵抗者の物語――初期アメリカの国家形成と犯罪者的無意識』(白川恵子著;CPA)——が取り上げられるほか、馬場聡先生による書評『ヒッピー世代の先覚者たち――対抗文化とアメリカの伝統』(中山悟視編)が収録されています。ご関心のある方は、ぜひお手に取ってみてください!
The Journal of the American Literature Society of Japan
No.19(英文号)
Cover design: Hirota Sugako (Office Sun Ra)
2021
CONTENTS
Articles
- Kodai ABE Translating Trauma: Melancholic Love and Ugly Feelings in Beloved
- Greg BEVAN Charting a False Course in Robert Stone’s Outerbridge Reach
- Akari TADOKORO Creating Venus on Stage: Reconstructing Fragments in Suzan-Lori Parks’s Venus
- Kaori HOSONO “Lone and Forlorn” Orphans: Georacial Hybridity in Adventures of Huckleberry Finn
- Aya YOSHIDA “Dans un Omnibus de Londres”: Ezra Pound’s Untranslated French Poem
- Daisuke KIRIYAMA “But Mostly U.S.A. is the Speech of the People”: Struggles over Whitmanian Democracy in John Dos Passos’ U.S.A.
- Akira YOKOYAMA “Camping” the Gay Nineties: Reading Mae West as a Female Impersonator in the 1930s
New Arrivals
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Commentary on the Selection of the 5th ALSJ Book Prize
The 59th Annual Conference on Web
Contributors
Call for Submissions
The ALSJ Young Scholar Award
The ALSJ Book Prize
The American Literature Society of Japan Copyright Policy
『アメリカ文学研究』
2020年度 第 57号(日文号)
2021年 3月
【目次】
書評
- 富山 英俊 飯野 友幸『フランク・オハラ――冷戦初期の詩人の芸術』
- 橋本 安央 Yoshiaki FURUI. Modernizing Solitude: The Networked Individual in Nineteenth-Century American Literature
- 井上 和樹 荒木 正純『「荒地」の時代――アメリカの同時代紙からみる』
- 佐久間 みかよ 倉橋 洋子・髙尾 直知・竹野 富美子・城戸 光世(編)『繋がりの詩学――近代アメリカの知的独立と〈知のコミュニティ〉の形成』
- 難波江 仁美 斎藤 彩世『境界を持たない愛――ヘンリー・ジェイムズ作品における同性愛をめぐって』
- 田中 浩司 山辺 省太『フラナリー・オコナーの受動性と暴力――文学と神学の狭間で』
- 山本 洋平 藤野 功一(編)『アメリカン・モダニズムと大衆文学――時代の欲望/表象をとらえた作家たち』
- 三杉 圭子 Nina MORGAN, Alfred HORNUNG, Takayuki TATSUMI(編). The Routledge Companion to Transnational American Studies
- 三宅 昭良 江田 孝臣『「パターソン」を読む――ウィリアムズの長篇詩』
- 佐藤 良明 下河辺 美知子(監修)・髙瀬 祐子・日比野 啓・舌津 智之・巽 孝之(編)『アメリカン・マインドの音声――文学・外傷・身体』
- 喜納 育江 松永 京子『北米先住民作家と〈核文学〉――アポカリプスからサバイバンスへ』
- 渡邉 真理子 諏訪部 浩一『カート・ヴォネガット――トラウマの詩学』
- 都甲 幸治 坂根 隆広『チャールズ・ブコウスキー――スタイルとしての無防備』
- 麻生 享志 永野 良博『トマス・ピンチョン ――帝国, 戦争, システム, そして選びに与れぬ者の生』
- 山本 裕子 石原 剛(編)『空とアメリカ文学』
- 森 有礼 諏訪部 浩一+日本ウィリアム・フォークナー協会(編)『フォークナーと日本文学』
- 高橋 勤 吉川 朗子・川津 雅江(編)『トランスアトランティック・エコロジー――ロマン主義を語り直す』
- 齊藤 昇 白川 恵子『抵抗者の物語――初期アメリカの国家形成と犯罪者的無意識』
- 馬場 聡 中山 悟視(編)『ヒッピー世代の先覚者たち――対抗文化とアメリカの伝統』
短 評
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