2016/11/18

日本ポー学会会報『ポー研究』第 8号(2016)刊行中!

巽先生が会長を務められる日本ポー学会の会報『ポー研究』第 8号が刊行されています。巽先生による巻頭言と論文 “Origins of Originality: Poe, Noguchi, and Pound” がお読み頂けるほか、2015年 9月 19日(土)に行われた日本ポー学会第 8回年次大会のシンポジアム「ポーと精神分析再考」および村山淳彦先生による特別講演「『エドガー・アラン・ポーの復讐』に書きそびれたこと」が収録されています。また、同大会で発表された大学院ゼミの細野香里さん(博士課程)の論文「物言う眼球−−エドガー・アラン・ポーとマーク・トウェイン作品に見る気球譚の系譜」も掲載されています。ぜひご一読ください!



『ポー研究』
第 8号(2016年)
日本ポー学会

【目次】
巻頭言 巽孝之
論文
  • 物言う眼球−−エドガー・アラン・ポーとマーク・トウェイン作品に見る気球譚の系譜(細野香里)
  • Origins of Originality: Poe, Noguchi, and Pound   (Tatsumi, Takayuki)
  • Poe and Posthuman Ecology: Focusing on “The Fall of the House of Usher” and Post-Apocalyptic Dialogues   (Itoh, Shoko)

シンポジアム「ポーと精神分析再考」
  • ポー、精神分析、脱構築、textual necrophilia−−不気味な反転をめぐる断章(遠藤不比人)
  • C・オーギュスト・デュパン、あるいは不在の精神分析(斎藤環)
  • 如何に体験を伝えるか−−ポーにおける幻覚、アルコールそして精神分析以前(磯村大)
  • 「天邪鬼」の機構とその「超規範的傾向」−−理性の法が及ばない無慈悲な残虐性(河野智子)

特別講演
『エドガー・アラン・ポーの復讐』に書きそびれたこと(村山淳彦)

日本のポー研究書誌(6)(西山智則編)
会則
投稿規定


【関連リンク】

【関連書籍】
八木敏雄、巽孝之編『エドガー・アラン・ポーの世紀 生誕200周年記念必携』(研究社、2009年)


鴻巣友季子、桜庭一樹編 / 池末陽子編集協力 『E・A・ポー ポケットマスターピース09 (集英社文庫 ヘリテージシリーズ)』(集英社、2016年)