※なお、1992年に初版が刊行された当時の書評をまとめました。こちらもなにとぞお見逃しなく!(ここからお読みいただけます)
『現代 SFのレトリック』
四六判、276頁
岩波書店
ブックデザイン:鈴木成一
本体 3,900円 + 税
1992年6月/2016年 5月復刊
【目次】
- Prologue 現代 SFのレトリック
- 1 眠れる海の美女—レムまたはソラリスを知らない『ソラリス』
- 2 ロック・ミー・オルフェウス—ディレイニーまたは『アインシュタイン交点』
- 3 同時多発への道はどれか?—J・G・バラードまたは『クラッシュ』以後
- 4 ヴードゥーパンク・ベトナム—ルーシャス・シェバードまたはタナトイド小説
- Interlogue 「サイエンス」と「フィクション」の世紀末
- 5 トータル・アポカリプス—ディックまたはグリマング的主体の形成
- 6 謀略のブリコラージュ—ウィリアム・ギブスンまたは電脳空間三部作
- 7 ガイノイド宣言—リチャード・コールダーまたはナノテク・ファッション
- Epilogue レトリックとしての変流—さもなくばスリップストリーム
- あとがき
- 初出一覧
- 索引
【関連リンク】
【関連書籍】
巽孝之『現代SFのレトリック』
巽孝之『サイバーパンク・アメリカ』(勁草書房、1988年)
ダナ・ハラウェイ、ジェシカ・アマンダ・サーモンスン、サミュエル・ディレイニー/巽孝之、小谷真理編訳『サイボーグ・フェミニズム』