2018/11/30

『パラノイドの帝国――アメリカ文学精神史講義』東京堂週刊ベストセラー第1位です!

11月8日に刊行された巽先生の新著『パラノイドの帝国――アメリカ文学精神史講義』が、東京堂週間ベストセラー(2018年11月21日-27日)堂々の第1位となりました!『図書新聞』に掲載されています。この機会に、ぜひお手にとってみてください!

また、11月21日(水)東京堂ホールにおいて行なわれた『パラノイドの帝国』刊行記念 「異端の時代のパラノイド・スタイル――ホフスタッターを超えて」の模様は、『週刊読書人』(11月30日付 3267号)に掲載されています!巽先生と森本あんり先生がトランプ以後のアメリカを文学、文化、政治、宗教など多方面から論じた90分間をまとめた特集は、ウェブでもお読みいただけます。ご関心お持ちの方は、ぜひご覧ください!
 第1回 パラノイド・スタイルとは(2018年11月30日公開)
 第2回 トランプが文学界に与える影響(2018年12月1日公開)
 第3回 アメリカ人の思考のタイプ(2018年12月1日公開)


著:巽孝之
判型:四六判
出版:大修館書店
刊行:2018年11月8日
価格:2200円+税
※詳細は大修館特設ウェブサイトをご覧ください

【目次】
はじめに――二一世紀エンサイクロペディアのために

序章 パラノイド・スタイルの精神史――ホフスタッターから始まる
1 リチャード・ホフスタッターの復権
2 『アメリカ政治におけるパラノイド・スタイル』を読み直す
3 ディックとピンチョンの遁走曲

第一章 愚行のパラドックス――テイラー、ゴールドウォーター、トランプ
1 魔弾の射手
2 共和党の耐えられない軽さ
3 愚行のパラドックス

第二章 感電するほどの墓碑銘を――メルヴィル、ブラッドベリ、ヘミングウェイ
1 魔女たちの末裔
2 モビイ・ディック連続体
3 ブラッドベリ・マシーン 

第三章 宇宙アパッチ族――ニール・ブロムカンプ『第9地区』論
1 サイバーパンク新世紀
2 『第9地区』再訪
3 エイリアン・アパッチ降臨
4 南アフリカSFの詩学

第四章 空から死神が降ってくる――ラヴクラフト、アンダーソン、村上春樹
 アンダーソンの『マグノリア』とファフロツキーズの記憶
2 村上春樹の『海辺のカフカ』に見る超自然と脱自然

第五章 惑星思考のスラップスティック――オールディス、筒井康隆、シェリー・ジャクソン
1 カトリーナの眼
2 「リトル・ボーイ再び」の系譜学
3 日米作家の環太平洋的想像力

第六章 都市は準宝石の螺旋のように――サミュエル・ディレイニー『ダールグレン』論
1 ディレイニーの作り方――人と作品
2 ベローナ観光案内――マルチプレックス都市
3 では「ダーレグレン」とは何か?
4 同時代評価からオフ・ブロードウェイまで      

第七章 モンローは誘惑する――トルーマン、ケネディ、ボラーニョ
1 モンロー・ドクトリンの二〇世紀
2 トルーマン・ショウの瞬間――『ナイアガラ』と戦争神経症
3 百年以上の孤独――『悪の法則』と神聖恐怖症
4 ボーダータウン・ナラティヴの起源

第八章 災害狂時代――トウェイン、バラード、ロビンスン
1 マーク・トウェインの「戦争の祈り
2 エコ・テロリズムの言説空間
3 カタストロフィリアの詩学は可能か? 

終章 内乱の予感――エル=アッカド、ウィンズロウ、エリクソン
1 米墨戦争/南北戦争再び
2 中東と中米のはざまで――ボーダー・ウェスタンの消息
3 スティーヴ・エリクソンのポスト・トランプ小説『シャドウバーン』

おわりに

【関連リンク】

【関連書籍】
リチャード・ホフスタッター『アメリカの反知性主義』(原著1963年;みすず書房、2003年)



森本あんり『異端の時代――正統のかたちを求めて』(岩波新書、2018年)



『現代思想 2017年 1月号 特集=トランプ以後の世界』(青土社、2017年)

『現代思想 2015年 2月号 特集=反知性主義と向き合う』(青土社、2015年)


巽孝之編著『反知性の帝国―アメリカ・文学・精神史』(南雲堂、2008年)


巽孝之『ニュー・アメリカニズム』(青土社、2005年)

巽孝之『メタファーはなぜ殺される』 (松柏社、2000年)

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