昨年お知らせした、巽先生の編著『反知性の帝国―アメリカ・文学・精神史』が南雲堂からついに刊行されました!
この本は、巽先生が司会をされた昨年の日本アメリカ文学会全国大会のシンポジウムがもとになっています。大好評だったため南雲堂が出版を決断し、シンポジウムを発展させ、本としての出版が実現したのです!
アメリカの歴史を振り返ると、間違いなく存在する、アメリカの反知識人の伝統。こうしたアメリカにおける反知性主義の伝統について、巽先生を含む7名の研究者が鋭い視点から考察します。
ぜひ手にとってみてください!
『反知性の帝国―アメリカ・文学・精神史』 (南雲堂)
巽孝之編
執筆者:巽孝之、出口菜摘、志村正雄、竹村和子、亀井俊介、田中久男、後藤和彦
定価:3500円
◎主目次
はじめに 恐怖の同毒療法・・・巽孝之
第1章 アメリカ文学と反知性主義の伝統・・・巽孝之
第2章 T.S.エリオット、または反知性を内包する知識人・・・出口菜摘
第3章 知性・反知性・神秘主義・・・志村正雄
第4章 ジェンダー・レトリックと反知性主義・・・竹村和子
第5章 <主知>と<反知>・・・亀井俊介
第6章 フォークナー文学と反知性主義・・・田中久男
第7章 危機下の知性について・・・後藤和彦
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