末延氏は、2005年度上半期に、久保田万太郎記念講座特別招聘講師を務められ、同年末には本講座の学生により荷風の戯曲「異郷の恋」が、 HAPP (“Hiyoshi Art and Performance Project” 日吉行事企画委員会) 企画を通じて上演されました。今回の Panic Literati では、末延氏の著書『荷風のあめりか』(平凡社、2005年;初版 1997年)に収録された巽先生の解説「ボヘミアン・ラプソディ明治篇」と、前掲戯曲「異教の恋」パンフレットに寄せられた巽先生による「青春ドラマの起源」をお蔵出しいたします!ぜひご一読ください!(※こちらからお読み頂けます)
【関連リンク】
- Panic Literati #10 Yoshiharu Suenobu
- 11/06: 三田文学創刊100周年記念シンポジウム:シンポジウム「文学・批評・翻訳」にて末延芳晴氏ご登壇「永井荷風の見た/聴いた『あめりか』」(CPA: 2010/10/04)
- 巽先生・末延氏特別協力による永井荷風作『異郷の恋』初演(CPA: 2005)
- 巽先生による書評・末延芳晴著『永井荷風の見たあめりか』(中央公論社、1997年)(Miscellaneous Works:解説・評論・講義)
- 三田文学会
- 慶應義塾大学藝文學會
【関連書籍】
『メトロポリタン歌劇場』(音楽之友社、1993年)
『回想のジョン・ケージ——同時代を生きた8人へのインタヴュー』(音楽之友社、1996年)
『永井荷風の見たあめりか』(中央公論社、1997年)
『荷風のあめりか』(平凡社、2005年)
『荷風とニューヨーク』(青土社、2002年)
『ラプソディ・イン・ブルー——ガーシュインとジャズ精神の行方』(平凡社、2003年)
『夏目金之助 ロンドンに狂せり』(青土社、2004年)
『森鷗外と日清・日露戦争』(平凡社、2008年)
『寺田寅彦 バイオリンを弾く物理学者』(高知県出版学術賞受賞;平凡社、2009年)
『正岡子規、従軍す』(第 24回和辻哲郎文化賞受賞;平凡社、2011年)
『原節子、号泣す』(集英社、2014年)