2020/02/04

週刊読書人ウェブに、小泉由美子さんによる慶應義塾アメリカ学会第一回国際シンポジウム「環太平洋、環大西洋、環文学史—脱アメリカ的アメリカ研究の到来」のレポート「記念すべきシンポジウムのあとで」が掲載されています!

CPAでもお知らせしてきたとおり、昨年 12月 6日(金)に三田キャンパスにて、慶應義塾アメリカ学会第一回国際シンポジウム「環太平洋、環大西洋、環文学史——脱アメリカ的アメリカ研究の到来」が開催されました。先週金曜日刊行の『週刊読書人』( 2020年 1月 31日付)には、大学院在籍の小泉由美子さんによる本シンポジウムのレポート「記念すべきシンポジウムのあとで」が掲載されています!(※週刊読書人ウェブからお読みいただけます)ぜひご一読ください!

『週刊読書人』
2020年 1月 31日付
3325号
363円(本体 330円+税 33円)
読書人オンラインストア

【目次】※詳細は週刊読書人ウェブをご覧ください。
特集
  • 千葉雅也*佐々木敦対談:「デッドライン」を越えた、その先 ——『デッドライン』(新潮社)刊行を機に
  • 記念すべきシンポジウムのあとで ——「慶應義塾アメリカ学会第一回国際シンポジウム」レポート 小泉由美子
書評
  • 「医学部・看護学部改革のために——三つの要因を考慮しながら、医学の全体像を示す 」(評者)鈴木晃仁/『医学とはどのような学問か——医学概論・医学哲学講義』(杉岡良彦著、春秋社)
  • 「新法の精神と共に——近代日本における「監獄の誕生」の光景を描く 」(評者)小野修三/『監獄の近代——行政機構の確立と明治社会』(赤司友徳著、九州大学出版会)
  • 「監視の実態に迫る——人間の尊厳と人権、自由と民主主義の価値を大切にするために 」(評者)田島泰彦/『スノーデン・ファイル徹底検証——日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたか』(小笠原みどり著、毎日新聞出版)
  • 「パレスチナ/イスラエル問題に迫る——著者にしか書くことのできない稀有な書物」(評者)早尾貴紀/『日本人にとってエルサレムとは何か——聖地巡礼の近現代史』(臼杵陽著、ミネルヴァ書房)
  • 「對馬佳菜子著 観音ガールと巡る近江の十一面観音——「星と祭」復刊プロジェクト公式ガイドブック編」/『星と祭』(井上靖著、能美舎)
  • 「福永武彦の「原音楽」 ——『死の島』を「音楽的小説」の完成形として 」(評者)白石 純太郎/『福永武彦の詩学』(山田兼士著、水声社)
  • 「優れた作家は常に同時代の的確な指摘をする——大戦後の受難の年月、イギリスとの決別とイタリア滞在」(評者)立石弘道/『D・H・ロレンス書簡集Ⅸ 1919―1920』(吉村宏一・杉山泰ほか編訳、松柏社)
  • 「「わかること」と「なること」と小説 ——小説ならではの「声=態」が聞こえてくる」(評者)郷原 佳以/『デッドライン』(千葉雅也著、新潮社)
  • 【書評キャンパス】大学生がススメる本:「三島由紀夫著『禁色』」(評者)川口敦史『禁色』(三島由紀夫著、新潮社)
  • 「一年のほとんどが「曇天」 ——富山という街の、人々の営みの堆積を「発見」 」(評者)北條一浩/『どこにでもあるどこかになる前に。——富山見聞逡巡記』(藤井聡子著、里山社)
  • 「日本という〝くに〟の探求——「海外神社」跡地写真と論考、解説」(評者)畑中 章宏/『「神国」の残影——非文字資料研究叢書2』(稲宮康人、中島三千男著、国書刊行会)
  • 「人類史の転換点も近いか——科学者と軍との「暗黙の同盟関係」、宇宙と人類の未来 」(評者)永田和男/『宇宙の地政学:科学者・軍事・武器ビジネス 上』(ニール・ドグラース・タイソン、エイヴィス・ラング著/北川蒼、國方賢訳、原書房)
  • 「忘れられた偉人の足跡を追う——貴重な資料から紡ぎ出される波乱の生涯」(評者)小宮正安『ルドルフ・ディットリヒ物語 ウィーンから日本へ——近代音楽の道を拓いた』(平澤博子著、論創社)
  • 『紙鑑定士の事件ファイル——模型の家の殺人 』(歌田年、宝島社)
  • 「膨大で多彩な資料に基づく服装史 ——カラー図版でみるアントワネットの衣裳目録」 (評者)横田 尚美/『マリー・アントワネットの衣裳部屋』(内村 理奈著、平凡社)
  • 「リクルートスーツが貴方の個性を駄目にする——黒のリクルートスーツに映る日本の経済」(評者)松﨑 晶子/『リクルートスーツの社会史』(田中里尚著、青土社)
  • 「マルチ・スピーシーズ人類学の好著——天は人の上にマツタケを造らず、人の下にマツタケを造らず」(評者)西村 大志/『マツタケ——不確定な時代を生きる術』(アナ・チン著/赤嶺淳訳、みすず書房)
連載
  • 中平卓馬をめぐる 50年目の日記(41)柳本 尚規
  • 日常の向こう側ぼくの内側:ぼくの全作品に通底する黙示録的世界 横尾 忠則
  • 欲望の投射(ブニュエルの映画) :ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 139 ジャン・ドゥーシェ × 久保 宏樹
  • (コラム)田原総一朗の取材ノート:「疑惑満載国会」開幕 田原 総一朗
ニュース
  • 「ヨーロッパ文芸フェスティバル2019」レポート——トーマス・ブルスィヒ「東西統一とその後」:「「壁崩壊期の文学」を超えて :ブルスィヒが描く東独市民たちの日常」粂川 麻里生 × トーマス・ブルスィヒ

なお、当日のシンポジウム模様は CPA: Gallery: Event Photos からご覧いただけます!(→こちらからどうぞ)

【関連書籍】
The Routledge Companion to Transnational American Studies (Routledge, 2019)



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