2020年 1月 31日付
3325号
363円(本体 330円+税 33円)
※読書人オンラインストア
【目次】※詳細は週刊読書人ウェブをご覧ください。
特集
- 千葉雅也*佐々木敦対談:「デッドライン」を越えた、その先 ——『デッドライン』(新潮社)刊行を機に
- 記念すべきシンポジウムのあとで ——「慶應義塾アメリカ学会第一回国際シンポジウム」レポート 小泉由美子
- 「医学部・看護学部改革のために——三つの要因を考慮しながら、医学の全体像を示す 」(評者)鈴木晃仁/『医学とはどのような学問か——医学概論・医学哲学講義』(杉岡良彦著、春秋社)
- 「新法の精神と共に——近代日本における「監獄の誕生」の光景を描く 」(評者)小野修三/『監獄の近代——行政機構の確立と明治社会』(赤司友徳著、九州大学出版会)
- 「監視の実態に迫る——人間の尊厳と人権、自由と民主主義の価値を大切にするために 」(評者)田島泰彦/『スノーデン・ファイル徹底検証——日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたか』(小笠原みどり著、毎日新聞出版)
- 「パレスチナ/イスラエル問題に迫る——著者にしか書くことのできない稀有な書物」(評者)早尾貴紀/『日本人にとってエルサレムとは何か——聖地巡礼の近現代史』(臼杵陽著、ミネルヴァ書房)
- 「對馬佳菜子著 観音ガールと巡る近江の十一面観音——「星と祭」復刊プロジェクト公式ガイドブック編」/『星と祭』(井上靖著、能美舎)
- 「福永武彦の「原音楽」 ——『死の島』を「音楽的小説」の完成形として 」(評者)白石 純太郎/『福永武彦の詩学』(山田兼士著、水声社)
- 「優れた作家は常に同時代の的確な指摘をする——大戦後の受難の年月、イギリスとの決別とイタリア滞在」(評者)立石弘道/『D・H・ロレンス書簡集Ⅸ 1919―1920』(吉村宏一・杉山泰ほか編訳、松柏社)
- 「「わかること」と「なること」と小説 ——小説ならではの「声=態」が聞こえてくる」(評者)郷原 佳以/『デッドライン』(千葉雅也著、新潮社)
- 【書評キャンパス】大学生がススメる本:「三島由紀夫著『禁色』」(評者)川口敦史『禁色』(三島由紀夫著、新潮社)
- 「一年のほとんどが「曇天」 ——富山という街の、人々の営みの堆積を「発見」 」(評者)北條一浩/『どこにでもあるどこかになる前に。——富山見聞逡巡記』(藤井聡子著、里山社)
- 「日本という〝くに〟の探求——「海外神社」跡地写真と論考、解説」(評者)畑中 章宏/『「神国」の残影——非文字資料研究叢書2』(稲宮康人、中島三千男著、国書刊行会)
- 「人類史の転換点も近いか——科学者と軍との「暗黙の同盟関係」、宇宙と人類の未来 」(評者)永田和男/『宇宙の地政学:科学者・軍事・武器ビジネス 上』(ニール・ドグラース・タイソン、エイヴィス・ラング著/北川蒼、國方賢訳、原書房)
- 「忘れられた偉人の足跡を追う——貴重な資料から紡ぎ出される波乱の生涯」(評者)小宮正安『ルドルフ・ディットリヒ物語 ウィーンから日本へ——近代音楽の道を拓いた』(平澤博子著、論創社)
- 『紙鑑定士の事件ファイル——模型の家の殺人 』(歌田年、宝島社)
- 「膨大で多彩な資料に基づく服装史 ——カラー図版でみるアントワネットの衣裳目録」 (評者)横田 尚美/『マリー・アントワネットの衣裳部屋』(内村 理奈著、平凡社)
- 「リクルートスーツが貴方の個性を駄目にする——黒のリクルートスーツに映る日本の経済」(評者)松﨑 晶子/『リクルートスーツの社会史』(田中里尚著、青土社)
- 「マルチ・スピーシーズ人類学の好著——天は人の上にマツタケを造らず、人の下にマツタケを造らず」(評者)西村 大志/『マツタケ——不確定な時代を生きる術』(アナ・チン著/赤嶺淳訳、みすず書房)
- 中平卓馬をめぐる 50年目の日記(41)柳本 尚規
- 日常の向こう側ぼくの内側:ぼくの全作品に通底する黙示録的世界 横尾 忠則
- 欲望の投射(ブニュエルの映画) :ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 139 ジャン・ドゥーシェ × 久保 宏樹
- (コラム)田原総一朗の取材ノート:「疑惑満載国会」開幕 田原 総一朗
- 「ヨーロッパ文芸フェスティバル2019」レポート——トーマス・ブルスィヒ「東西統一とその後」:「「壁崩壊期の文学」を超えて :ブルスィヒが描く東独市民たちの日常」粂川 麻里生 × トーマス・ブルスィヒ
なお、当日のシンポジウム模様は CPA: Gallery: Event Photos からご覧いただけます!(→こちらからどうぞ)
【関連書籍】
The Routledge Companion to Transnational American Studies (Routledge, 2019)
【関連リンク】
- 「記念すべきシンポジウムのあとで——「慶應義塾アメリカ学会第一回国際シンポジウム」レポート」(週刊読書人ウェブ)
- 12/06: 第一回国際シンポジウム「環太平洋、環大西洋、環文学史—脱アメリカ的アメリカ研究の到来」開催!@三田キャンパス東館 8階大会議室 10:00-18:00(CPA: 2019/11/19)
- The Routledge Companion to Transnational American Studies刊行!(CPA: 2019/06/16)
- Routledge Companion to Transnational American Studies
- 大学院 OBOG学位論文リスト