2020/01/18

02/19: 科研費研究会「地上の天と頭上の天――ピューリタン起源のダブルビジョン」@成蹊大学 6号館18:30-20:30/佐藤光重先生がご登壇なさいます!

2020年2月19日に成蹊大学にて、科研費研究会「地上の天と頭上の天――ピューリタン起源のダブルビジョン」が下記のとおり開催されます。メイフラワー・コンパクトの「排除/包括の理論」を探るプロジェクトの第5回研究会では、佐藤光重先生(成城大学)が「本来なら見えないはずである神の国」を地上に想像したピューリタンの「二重性の問題」について、ヘンリー・ソローも取り上げながらご講演くださいます。ご興味お持ちの方は、ぜひお運びください!



科学研究費・基盤研究(B): 「メイフラワー・コンパクトにおける「排除/包括の理論」と環大西洋文化の再定位」
地上の天と頭上の天――ピューリタン起源のダブルビジョン」
日時:2020年2月19日(水)18:30-20:30
会場:成蹊大学6号館 601B教室(アクセスキャンパス
〒180-8633 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1
主催:科学研究費 18H00654 基盤研究 (B)「メイフラワー・コンパクトにおける排除/包括の理論と環大西洋文化の再定位」
研究代表者:下河辺美知子(成蹊大学)
研究分担者:巽孝之(慶應義塾大学)・舌津智之(立教大学)・日比野啓(成蹊大学)
※詳細はプロジェクトウェブサイトをご覧ください
※参加無料
※会場整理のため、参加予定の方は hibino★fh.seikei.ac.jp(★→@)までご連絡ください

【概要】※フライヤーより抜粋
十七世紀に新大陸にやってきたピューリタンにとっての宿命は、故郷喪失、個人化、革命の三つであるとされている。弾圧により故郷を追われ、郷土を離れて一人の個人となり、利害関係を同じくする人らとピューリタンは契約を結ぶ。ここに近代的な個人の誕生と契約社会の発端があるとも言われる。やがて信者の共同体は、新天地を樹立するか(植民地建設)、政府を転覆するか(ピューリタン革命)の選択に迫られる。 
メイフラワー・コンパクトもまたしかり。ピルグリムたちは故郷へは帰れない。生きることは天国へ召されるまでの試練の旅路であり、彼らの聖地は地上にはないはずであった。「神の國は汝らの中に在るなり」(ルカ伝17.20-21)とあるように、神の国とは心の在り方を本来は指す。だがメイフラワー・コンパクトのひとつの宿命とは、本来なら見えないはずである神の国を地上の見える共同体樹立へと便宜的に置き換えていることである。見える聖徒、聖化と義認、業と恩恵の契約、予型と原型といったピューリタンの用語にも、この「見える・見えない」の二重性が伴う。このことはひいては後の時代に、本来は見えないはずの運命を「明白な運命」と呼ぶことにも連なってゆく。本発表では、アメリカ文学におけるこの二重性の問題をピューリタンおよびヘンリー・ソローを題材にして考えてゆきたい。

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