『三田文學』最新号(2019年夏季号)が発売中です!
巻頭を飾るのは中本道代 「龍の髭」です。続いて、三田文學の作家たち――小林かをる、 川名敏春、髙木智視、川勝浩人——による読み応えある小説が並びます。
そして、137号にて連載「京極為兼の本懐」を終えられたのち逝去された高橋昌男氏の追悼特集が組まれています。戦後第六次『三田文学』の初代編集長を務められた高橋氏を偲び、坂本忠雄先生、古屋健三先生、坂上弘先生、髙橋勇先生が寄稿されています。『蛍籠』(1995年)や『蜜の眠り』(1977年)などの小説について、あるいは1958年から尽力され続けた『三田文學』の編集刊行について、「作家は職業ではなく人格である」と語られた高橋氏その人について、綴られています。
小特集は「台湾現代詩交流――『笠』の詩人たち」です。関根謙先生による解説とともに、李魁賢、林豊明、利玉芳、謝碧修による作品をお読みいただけます。
そして、137号にて連載「京極為兼の本懐」を終えられたのち逝去された高橋昌男氏の追悼特集が組まれています。戦後第六次『三田文学』の初代編集長を務められた高橋氏を偲び、坂本忠雄先生、古屋健三先生、坂上弘先生、髙橋勇先生が寄稿されています。『蛍籠』(1995年)や『蜜の眠り』(1977年)などの小説について、あるいは1958年から尽力され続けた『三田文學』の編集刊行について、「作家は職業ではなく人格である」と語られた高橋氏その人について、綴られています。
小特集は「台湾現代詩交流――『笠』の詩人たち」です。関根謙先生による解説とともに、李魁賢、林豊明、利玉芳、謝碧修による作品をお読みいただけます。
随筆セクションには、山本晶先生が森鷗外と名倉幸作について寄稿されています。また、学生創作セレクションでは、大串尚代先生が解説「ガールズ・ドント・クライ」を寄せられ、書評セクションでは、巽孝之先生が金志映 『日本文学の〈戦後〉と変奏される〈アメリカ〉 占領から文化冷戦の時代へ』 の「ロックフェラー効果」を論じていらっしゃいいます。そして、連載セクションには、今福龍太先生の「迷宮の夢見る虎」、佐藤元状先生の「電影的温故知新」、大和田俊之先生の音楽評「ラップの詩学」も引き続き掲載されています。
この機会にぜひお手にとってみてください!
「ÜBEN」 伊藤浩子
小説
- 「ノンセクトラジカル」 青来有一
- 「消えない噂」 労馬/訳・飯塚容
解説
「詩人の魂の響き合い――『三田文學』と台湾現代詩文芸誌『笠詩刊』との交流について」 関根謙
笠詩社詩作品
- 「もう二度とあなたのために詩は書くまい/存在するのかしないのか/雪の声」 李魁賢 /訳・櫻井鞠子
- 「血の色/魔法の鏡」 林豊明/訳・櫻井鞠子
- 「俏皮公主キュートプリンセスに会って/壩頂での沈思――烏山頭ダム」 利玉芳/訳・櫻井鞠子
- 「台湾梅花鹿ハナジカ哀歌/鳥と水――肢体障碍者及び視覚障碍者の友人たちに捧ぐ」 謝碧修/訳・櫻井鞠子
「森鷗外と名倉幸作――新出の鷗外和歌および幸作の履歴を紹介する」 山本晶
三田文學の作家たち
- 「伴天連な日々」 小林かをる
- 「色きえて」 川名敏春
- 「カブトムシ」 髙木智視
- 「終わらなかった日」 川勝浩人
- 「魔女の目」 松村美里
- 「解説 ガールズ・ドント・クライ」 大串尚代
追悼 高橋昌男
- 「高橋文学の原点と遺作」 坂本忠雄
- 「古武士の本懐」 古屋健三
- 「懐の深い友」 坂上弘
- 「高橋昌男のこと」 髙橋勇
「千年を隔てた恋の歌のやりとり」 [第十二回] 水原紫苑
俳句/随筆
「死季折々」 [第十二回] 髙柳克弘
映画評
「電影的温故知新」 [第四回] 佐藤元状
音楽評
「ラップの詩学」 [第三回] 大和田俊之
書評
- 森雄治詩集 『蒼い陰画』 杉本徹
- 添田馨 『クリティカル=ライン 詩論・批評・超=批評』 岡本勝人
- 金志映 『日本文学の〈戦後〉と変奏される〈アメリカ〉 占領から文化冷戦の時代へ』 巽孝之
- 谷崎由依 『藁の王』 藤村咲希
- 〔新連載〕「辻野久憲――白の幻影」 長谷川郁夫
- 〔新連載〕「「私」的OKINAWA通信 ――つなぐ言葉を探して①」 崎山多美
- 「迷宮の夢見る虎 6 震える磁石コンパスの針の先に」 今福龍太
- 「『Dの研究』を中心にした柄谷行人論(三)――マルクスとエンゲルスの「新たな協働」 」 浅利誠
- 「ろばの耳」 西沢貴子/深澤茂樹
- 「大銀杏の下で」 菅美幸
- 「新 同人雑誌評」 柳澤大悟/加藤有佳織
- 「来日した中国版『リチャード三世』について」 飯塚容
- 「朝吹真理子『TIMELESS』をめぐって:ディスカッションと講演」
- 「青春賞・新人賞作家大いに語る!――『三田文學』一三六号掲載織田作之助青春賞をめぐって」
【関連リンク】
- 三田文学
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【関連書籍】
『三田文學』135号(特集:永井荷風と慶應義塾;2018年秋季号)
『三田文學』 133号(特集:イギリス小説の現在;2018年春季号)
『三田文學』 130号(特集:アメリカの光と影;2017年夏季号)