2018/01/08

02/16:巽先生によるご講演「オズの果てへの旅—またはアメリカ最初の童話」(文学うさぎの研究所 Vol. 2)開催!@Book House Cafe 18:30–20:00

2月 16日(金)に Book House Cafe にて、巽先生によるご講演「オズの果てへの旅——またはアメリカ最初の童話」が下記のとおり開催されます。ご関心のある方は、ぜひご来聴ください!

■■■現代アメリカ人の心の故郷となった〈オズの国〉。新たなフロンティアを希求した時代の開拓者精神転じては帝国主義指向と、映画版の結末で主人公ドロシーが口にするリフレイン「何といってもわが家がいちばん」“There’s no place like home!” が表象する家庭小説的理念は、どのように共存しえたのか。映画『スター・ウォーズ』のあのキャラクターたちも『オズ』の焼き直しだった!?巽孝之さんにお話しいただきます!お気軽にご参加ください。(※ Book House Cafe HPより)■■■


ブックハウスカフェ・文学うさぎの研究所 Vol. 2
巽孝之さんにきく(慶應義塾大学文学部教授)
オズの果てへの旅——またはアメリカ最初の童話

日時:2018年 2 16日(金)18:30–20:00
会場:Book House Cafe(神保町駅 A1出口すぐ ※アクセス
協力:こうさぎ文学研究所(リコ&チヒロ)
参加費:一般 1,500円 / 学割 1,200円( 1ドリンク付)
※中学生以下無料
※『オズ』にちなんだモノを身につけてきた参加者に、もう 1枚 ドリンク券プレゼント!

【ご予約・お問い合せ】
Book House Cafe
〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル 1F
Tel: 03-6261-6177 / Fax: 03-6261-6178
※イベントは予告なく変更になる場合がありますので予めご了承ください。

【概要】※ Book House Cafe HPより
ライマン・フランク・ボーム ( 1856–1919) が 1900年に出版した『オズの不思議な魔法使い』はシリーズ化の効用で大ベストセラーとなり、著者本人の肩入れでマルチメディア的舞台化が図られたが、さらには 1903年にはブロードウェイ・ミュージカルとして上演され、1939年、ハリウッド黄金時代にはジュディ・ガーランド主演で『オズの魔法使』として映画化、オズの国は名曲「虹の彼方に」( Over the Rainbow) とともに現代アメリカ人の心の故郷となった。1977年に大ヒットしてシリーズ化された SF映画『スター・ウォーズ』の主要キャラクターも『オズ』の焼き直しだった。2013年にはサム・ライミ監督がボームの『オズ』の前日譚とも呼ぶべき『オズ はじまりの戦い』を完成し、オズの大魔法使いがいかに生まれるに至ったかについて魅力的な物語を展開した。

『オズ』がアメリカ最初の童話であるのは疑いない。だが、それが書かれ評判を呼ぶ世紀転換期は、1890年には西漸運動が終わりフロンティアが消滅したのち、米西戦争や米比戦争を経て帝国への姿勢を露呈させたアメリカが新たなフロンティアを希求しようとした時代である。そうした開拓者精神転じては帝国主義指向と、映画版『オズ』の結末で主人公ドロシーが口にするリフレイン「何といってもわが家がいちばん」( “There’s no place like home!”) が表象する家庭小説的理念とは、どのように共存しえたのか。『モダニズムの惑星』(岩波書店、2013年)の『オズ』論をさらに刷新しつつ、その鍵を探る。


【関連リンク】


【関連書籍】
ライマン・フランク・ボーム/宮本菜穂子訳/巽孝之解説『オズのふしぎな魔法使い (アメリカ古典大衆小説コレクション)』(松柏社、2003年)


巽孝之『モダニズムの惑星』(岩波書店、2013年)


巽孝之『サイバーパンク・アメリカ』(勁草書房、1988年/1988年度日米友好基金アメリカ研究図書賞)


巽孝之『ニュー・アメリカニズム』(1995年;増補新版、青土社、2005年)


巽孝之『リンカーンの世紀』(2002年;増補新版、青土社、2013年)


巽孝之『メタファーはなぜ殺される―現代批評講義』(松柏社、2000年)


巽孝之『盗まれた廃墟——ポール・ド・マンのアメリカ』(彩流社、2016年)


ダナ・ハラウェイ、サミュエル・ディレイニー、ジェシカ・アマンダ・サーモンスン/巽孝之、小谷真理編訳『サイボーグ・フェミニズム』(1991年;増補新版、水声社、2007年/第 2回日本翻訳大賞思想部門賞)


ラリイ・マキャフリイ/巽孝之・越川芳明編訳『アヴァン・ポップ』(1995年;増補新版、北星堂書店、2007年)


共編著『事典 現代のアメリカ』(大修館書店、2004年)


巽孝之編著『反知性の帝国』(南雲堂、2008年)


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