■■■ 講座内容 ■■■ 2001年 9.11同時多発テロとともに始まった 21世紀は、アメリカ・ロマン派を代表する世界的作家ハーマン・メルヴィルがその傑作長篇『白鯨』を出版してから 150周年の節目だった。しかし、 19世紀にはあれほど隆盛をきわめた鯨油の世紀も、20世紀には完全に石油の時代に取って代わっている。そしていま、時の大統領が戦争に加担するときには決まって、エイハブ船長と白鯨の戦いを彩る演劇的隠喩が甦るのだ。だからこそ、いま現在の世界を見据えつつ「白鯨」を改めて考え直すことは、イラク戦争以後、トランプ政権以後の世界を洞察するためにも意味があろう(※朝日カルチャーセンター HPより)。
■■■ 講座・もう一度よみたい名著 ■■■
メルヴィル「白鯨」
日程: 2018年 2月 17日(土)15:30–17:00
会場:朝日カルチャーセンター朝日JTB・交流文化塾 新宿教室
〒163-0210 新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル 10階 ※アクセス
講師:巽孝之(慶應義塾大学教授)
受講料:会員 3,024円 / 一般 3,672円(税込)
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巽孝之『ニュー・アメリカニズム』
巽孝之『「白鯨」アメリカン・スタディーズ』(
Takayuki Tatsumi, Full Metal Apache: Transactions Between Cyberpunk Japan and Avant-Pop America (Duke UP, 2006)
巽孝之『E・A・ポウを読む』
巽孝之『モダニズムの惑星』
エドガー・アラン・ポー/巽孝之訳『黒猫・アッシャー家の崩壊』
エドガー・アラン・ポー/巽孝之訳『モルグ街の殺人・黄金虫』
エドガー・アラン・ポー/巽孝之訳『大渦巻への落下・灯台』