本座談会は二部構成。エドガー・アラン・ポーとジャック・ラカンの関係や文学と精神分析の関りが話題になっています。第一部では、ラカンの「『盗まれた手紙』についてのセミネール」をめぐって、参加者の先生方それぞれの専門分野(精神分析・ラカン研究、アメリカ文学研究、小説家)から意見が提示され、第二部ではディスカッションが行われています。なお、本誌巻頭にはラカンの「『盗まれた手紙』についてのセミネール」(訳:若森栄樹氏)も収録!ご関心のある方は、ぜひご一読ください!
『I.R.S.−− ジャック・ラカン研究−−』
第 14号、特集:盗まれた手紙
日本ラカン協会、2016年 12月
※詳細は日本ラカン協会ウェブサイトをご覧ください。
※購入は書肆心水ウェブサイト(『I.R.S. ジャック・ラカン研究』直送販売窓口)からお申し込みください。
【目次】
- 「盗まれた手紙」についてのセミネール ジャック・ラカン/若森栄樹訳
- 座談会−−ラカンの「『盗まれた手紙』についてのセミネール」をめぐって 巽孝之、笠井潔、立木康介、原和之、磯村大、若森栄樹
- 『盗まれた手紙』における、〈見る〉ことと〈男性的立場〉について−−語り手の役割から考える 中村亨
- 或る読書 岡本由広
- 「単なる規則の限界の彼方で」−− エドガー・アラン・ポーによる「分析」 原和之
- うた−−保科正章氏を偲ぶ 若森栄樹
- 事務局報告
- 編集後記
- 規約
【I.R.S.】(※『 I.R.S.−− ジャック・ラカン研究−−』より)
「これら三つの文字は、ラカンが 1953年に導入した「人間的現実の本質的界域」を表す三つのことば、イマジネール、レエル、サンボリックの頭文字をとったものです。それぞれ「
【関連リンク】
- 日本ラカン協会
- 書肆心水(『I.R.S. ジャック・ラカン研究』直送販売窓口)
- 日本ポー学会
- 巽先生の新著『盗まれた廃墟ーポール・ド・マンのアメリカ』(彩流社)絶賛刊行中です!(CPA: 2016/06/18)
- 巽先生・八木敏雄先生共編著『エドガー・アラン・ポーの世紀』刊行のお知らせ(CPA: 2009/05/20)
【関連書籍】
八木敏雄・巽孝之編著『エドガー・アラン・ポーの世紀 生誕200周年記念必携』(研究社、2009年)
巽孝之『盗まれた廃墟ーポール・ド・マンのアメリカ』(彩流社、2016年)