2014/09/06

本日発売『すばる 』2014年10月号に、巽先生と小林エリカさんによる対談「遠い時間とのつながりを見つめる」掲載!

1999年にアニメーション『爆弾娘の憂鬱 恋の放射能』で鮮烈にデビューされ、マンガ『光の子ども』(2013年)、小説『マダム・キュリーと朝食を』(2014年)など、ジャンル横断的に大活躍されている小林エリカさん!巽研究会とはたいへん縁が深く、ゼミの年刊誌 Panic Americana (#5#11)や、巽先生がコーディネーターを務められる総合講座(2001年度「幸福の逆説」&2010年度「死と再生」)にてお話いただいてきました。また、先生の著書『メタフィクションの思想』や上記総合講座・同名論集『幸福の逆説』では、カバーデザインを担当!独特のイラストを寄せられております。

本日発売された『すばる』10月号に掲載の、巽先生と小林エリカさんによる対談「遠い時間とのつながりを見つめる」では、ラリイ・マキャフリイの『アヴァン・ポップ』、トマス・ピンチョンの『重力の虹』、ワイ・チー・ディモクの「深い時間」、夏目漱石の『吾輩は猫である』など、話題は縦横無尽に広がりながら、小林エリカさんの魅力が浮き彫りにされていきます。読み応え抜群の対談!ご興味のあるかたは、どうぞお見逃しなく!



『すばる』2014年10月号
頁数:360
出版:集英社
刊行:2014年9月6日
価格:950円(本体880円+税)
集英社による本誌詳細

【目次】
小説 
鳥たち(よしもとばなな)
鯨や東京や三千の修羅や(古川日出男)
男子の戦争(広小路尚祈)
連載第二回
蠕動で渉れ、汚泥の川を(西村賢太)
鼎談
文学と歴史を架橋する(加賀乙彦、ボリス・アクーニン、沼野充義)
対談
遠い時間とのつながりを見つめる(小林エリカ、巽孝之)
すばるクリティーク
前衛のゾンビたち―地域アートの諸問題(藤田直哉)
すばる海外作家シリーズ17
ハノイの文士、AK先生の物語(抄)(ファム・ティ・ホアイ、野平宗弘訳・解説)
連続講義
ササる俳句 笑う俳句 最終回 吟行(堀本裕樹、又吉直樹)
エッセイ
猪太郎(横山悠太)
キャサリン・マンスフィールドとリルケとスイスの町(今井智己)
連載
光のない海(白石一文)
よはひ(いしいしんじ)
竹富島の宇宙(森まゆみ)
犬たちの肖像(四方田犬彦)
第38回すばる文学賞二次予選通過作発表
カラーグラビア
旅ときりぎりす(菅啓次郎)

その他多数…

【関連リンク】

【関連書籍】
小林エリカ『マダム・キュリーと朝食を』(集英社、2014年)


小林エリカ『光の子ども』(リトル・モア、2013年)


小林エリカ表紙デザイン、巽孝之著『メタフィクションの思想 (ちくま学芸文庫)』(筑摩書房、2001年)

小林エリカ表紙デザイン、巽孝之・宮坂敬造・坂上貴之・岡田光弘・坂本光編『幸福の逆説』(慶應義塾大学出版会、2005年)


ラリイ・マキャフリイ著、巽孝之・越川芳明編、小林エリカ・千木良悠子解説『アヴァン・ポップ 増補新版』(北星堂書店;増補新版、2007年)