2013/05/19

雑誌『フォークナー』最新号に巽先生ご寄稿:「電脳以後の南部—ポー、フォークナー、ダニエレブスキー」

日本ウィリアム・フォークナー協会編集による、雑誌『フォークナー』最新号松柏社)特集「フォークナーと現代小説」にて、巽先生が「電脳以後の南部—ポー、フォークナー、ダニエレブスキー」を寄稿されています。

『フォークナー』第15号/特集 フォークナーと現代文学
編:日本ウィリアム・フォークナー協会
判型:A5
頁数:164
出版社松柏社
刊行:2013年5月15日
価格:1890円(税込)
松柏社による本書詳細

【目次】
巻頭エッセイ
・『征服されざる人びと』に描かれる「無定形」の南部(荒このみ)
特集:フォークナーと現代文学
電脳以後の南部──ポー、フォークナー、ダニエレブスキー(巽孝之
・ウィリアム・フォークナーとジョン・アップダイクに見る「土地の感覚」
 と「歴史的感覚」(中谷崇)
・現代アメリカ小説の「響きと怒り」と「遊戯」
 ─デイヴィッド・フォスター・ウォレスのアポクリファ 『ペイル・キン
 グ』を中心に(楢崎寛)
・ユードーラ・ウェルティの「明るい南部」──現代南部小説としての
 『楽観主義者の娘』(中良子)
リレー連載:フォークナーと日本文学
・思い出せ、と男は言う──フォークナー、青山真治『EUREKA』、
 母の方言(中野学而)
・「切手ほどの土地」──中上健次とフォークナー(田中敬子)
特別エッセイ
・一九五〇年代に映画化されたフォークナー(ジョン・T・マシューズ
 /大野瀬津子訳)
投稿論文
・エステルの「星条旗に関わること」、エステルとフォークナーの「エ
 リー」─エステルの作品がフォークナーに与えた影響に関する一試論
 (相田洋明)
・南部の暗い生態学──フォークナーの『行け、モーセ』試論(横溝仁)
書評
塚田幸光/竹内理矢/大野真/永尾悟
ノエル・ポーク教授を偲ぶ(花岡秀)
・投稿(寄稿)の書式について
・投稿規定
・編集後記・フォークナー協会からのお知らせ

【関連リンク】
日本ウィリアム・フォークナー協会
松柏社
日本フォークナー協会第15回全国大会にて巽先生ご発表(CPA: 10/01/2012)