本誌
『季刊文科』は、「「文学の魅力を問い直す」これが「季刊文科」の端的純一な目標である。劇画的時代に活字の魅力をよびもどすのは至難のことだが、反時代的表現はもともと文学の宿命であり、それこそが文学の魅力の源泉であろう」と掲げる文芸誌(
鳥影社ウェブサイトより)。今号で第 83号をむかえ、特集
「日本文化にとって英語とは何か——文化・文学・教育」が組まれています。本特集収録の巽先生による
「英語文化にとって日本語とは何か」は、19世紀日本の開国後における英語受容から 21世紀世界のクール・ジャパンを貫く日本ブームを概観しつつ、19世紀転換期の英米文学はジャポニズム/モダニズムが受容した日本文学との詩的共鳴を浮かびあがらせます。ご関心のある方は、ぜひご一読ください!
『季刊文科』
第 83号/令和 3年(2021)冬季号
364ページ
鳥影社、2021年 1月 31日
1650円(税込)
【目次】
特集:日本文化にとって英語とは何か——文化・文学・教育
- 対談《阿部公彦×伊藤氏貴》
- 巽 孝之 英語文化にとって日本語とは何か
- 石川九楊 内なる中国語と外なる英語
- 青山 南 和製英語という厄介なしろもの
- 村瀬 亨 使える英語へ、教え方改革
- 佐藤アヤ子 翻案されたカナダの短編小説
- 鳥飼玖美子 英語で文学作品を楽しむ(転載)
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