『三田文學』最新号(2021年冬季号)が発売中です!
第三十七回織田作之助青春賞受賞作、三浦育真「
特集は「創作教室」です。芥川賞作家吉村萬壱氏をかこんで創作についてのトーク、『インカレポエトリ』編集人・参加詩人による座談会の模様が収められています。創作すること、詩をつくること、その格闘と希望が生き生きと語り尽くされます。
小説セクションには、小林エリカ氏「交霊」が登場します。書評セクションでは、巽孝之先生が中村文則『逃亡者』を、河内恵子先生がサラ・クロッサン『わたしの全てのわたしたち』(最果タヒ・金原瑞人 訳)を論じます。そしておなじみの佐藤元状先生の映画評「電影的温故知新」、大和田俊之先生の音楽評「ラップの詩学」も掲載されています。
■巻頭詩
「春」 阿部日奈子
■小説
「交霊」 小林エリカ
「交霊」 小林エリカ
「フウコ、森に立て籠る」 崎山多美
「鳩」 大嶋岳夫
「川辺の宴」 桐本千春
■詩
「手首の海み」 小縞山いう
「手首の海み」 小縞山いう
■評論・随筆
「方方 ファンファン の『武漢日記』をめぐって」 飯塚容
「
「シェイクスピアはドン・キホーテをどう読んだか?」 伊井直行
「〈病〉と〈戦争〉の時空――『細雪』の寓意的表象」 柴田勝二
「神も知らぬ無頼――森崎和江試論」 奥憲介
■第三十七回織田作之助青春賞
受賞作「夜明珠 」 三浦育真
選評 柏木治」/堂垣園江/吉村萬壱
■特集 創作教室
吉村萬壱×丸井常春×横山楓
座談会「大学授業で詩をつくる――『インカレポエトリ』をめぐって」
聞き手=関根謙・粂川麻里生座談会「〈詩の実作〉『インカレポエトリ』の詩人たち」
講師・『インカレポエトリ』編集人=伊藤比呂美×小池昌代×朝吹亮二×笠井裕之
学生・卒業生=内堀みさき×川上雨季×小島日和×田村奏天×冨所亮介×水野小春
川上雨季/小島日和/田村奏天/冨所亮介/水野小春
■復活 学生創作セレクション 8
「汝、私以外を神としてはならぬ」 安藤瑞香
解説 粂川麻里生
「汝、私以外を神としてはならぬ」 安藤瑞香
解説 粂川麻里生
■短歌/随筆
「千年を隔てた恋の歌のやりとり」第十七回 水原紫苑
■俳句/随筆
「死季折々」第十八回 髙柳克弘
「死季折々」第十八回 髙柳克弘
■映画評
「電影的温故知新」第十回 佐藤元状
「電影的温故知新」第十回 佐藤元状
■音楽評
「ラップの詩学」第九回 大和田俊之
「ラップの詩学」第九回 大和田俊之
■書評
岳真也『翔 wing spread』 三田誠広
ユーディット・シャランスキー『失われたいくつかの物の目録』(細井直子 訳) 濱中千春
岳真也『翔 wing spread』 三田誠広
ユーディット・シャランスキー『失われたいくつかの物の目録』(細井直子 訳) 濱中千春
杉本真雄子『三日間の石』 宗近真一郎
サラ・クロッサン『わたしの全てのわたしたち』(最果タヒ・金原瑞人 訳) 河内恵子
中村文則『逃亡者』 巽孝之
庵原高子『商人 あきんど五吉池を見る』 加藤宗哉
■連載
「『Dの研究』を中心にした柄谷行人論(九)――ユリシーズの期間」 浅利誠
「「私」的OKINAWA通信(7) ――つなぐ言葉を探して⑦ 」 崎山多美
「予言と言霊 出口王仁三郎と田中智学の言語革命 [第三回]――大正十年の言直し」 鎌田東二
「ろばの耳」 麻生英臣/小野寺裕/藤野博
「『Dの研究』を中心にした柄谷行人論(九)――ユリシーズの期間」 浅利誠
「「私」的OKINAWA通信(7) ――つなぐ言葉を探して⑦ 」 崎山多美
「予言と言霊 出口王仁三郎と田中智学の言語革命 [第三回]――大正十年の言直し」 鎌田東二
「ろばの耳」 麻生英臣/小野寺裕/藤野博
「新 同人雑誌評」 柳澤大悟/加藤有佳織
【関連リンク】
- インカレポエトリ twitter
- 学部ゼミ在籍の國松絵梨さんの詩「あるきだしたとたん」が、『朝日新聞』 2020年 5月 20日号に掲載されました!(CPA:2020/07/03)
- 『思想』2019年11月号が刊行されます/巽孝之先生・大串尚代先生と小林エリカさん・土田知則先生・川本徹先生・ピーター・バナードさんが寄稿されています!(CPA:2019/11/02)
- 日本ペンクラブ女性作家委員会研究会「見えないけど見える―女性と3・11」レポート(巽研究会四年:池谷有紗さん、大木克之さん)(CPA:2015/03/07)
- 本日発売『すばる 』2014年10月号に、巽先生と小林エリカさんによる対談「遠い時間とのつながりを見つめる」掲載!(CPA:2014/09/06)
【関連書籍】
『三田文學』143号(座談会「世界文学の現在」/特集:岡田隆彦;2020年秋季号)
『三田文學』141号(第二十六回三田文學新人賞;2020年春季号)
『三田文學』140号(特集:江藤淳・加藤典洋――日本近代の行方;2020年冬季号)
『三田文學』139号(特集:結び合う島の輝き――沖縄・台湾・韓国;2019年秋季号)
『三田文學』138号(追悼:高橋昌男/小特集:台湾現代詩;2019年夏季号)
『三田文學』137号(特集:世界SFの透視図;2019年春季号)
『三田文學』140号(特集:江藤淳・加藤典洋――日本近代の行方;2020年冬季号)
『三田文學』139号(特集:結び合う島の輝き――沖縄・台湾・韓国;2019年秋季号)
『三田文學』137号(特集:世界SFの透視図;2019年春季号)
『三田文學』135号(特集:永井荷風と慶應義塾;2018年秋季号)
『三田文學』134号(特集:;2018年夏季号)
『三田文學』133号 (特集:イギリス小説の現在;2018年春季号)
『三田文學』132号(特集:破局から…;2018年冬季号)
『三田文學』131号(特集:主張するアジア;2017年秋季号)
『三田文學』 130号(特集:アメリカの光と影;2017年夏季号)