2016/06/20

06/25:日本アメリカ文学会東京支部 6月例会のお知らせ

6月 25日(土)に、慶應義塾大学三田キャンパスにて、日本アメリカ文学会東京支部 6月例会が下記のとおり開催されます。

今月の支部会では、シンポジウム「21世紀からみるアメリカ演劇の 100年——エスニシティー・家族・社会の変遷」が行われます。 1916年にユージーン・オニールの作品が初めて舞台化されてから、100年。以来、社会的・文化的問題の縮図として「家族」が描かれてきた一方、様々な ethnic background をもつ劇作家も登場し活躍してきました。本シンポジウムでは、以上を踏まえ、「エスニシティー」「家族」「社会」を切り口として近年のアメリカ演劇作品を過去の主要作品との比較考察を交えつつ分析されます。また、エジプト系、パキスタン系劇作家の活躍など、これまでには見られなかった多文化の新たな潮流にも注目されます。(※詳細は日本アメリカ文学会東京支部 HPをご覧ください)

ご関心のある方は、ぜひご来聴ください!

日本アメリカ文学会東京支部 6月例会
日時:2016年 6月 25日(土)午後 1時半〜
会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎 4階 445教室
(※アクセス キャンパス

シンポジウム
21世紀からみるアメリカ演劇の 100年
——エスニシティー・家族・社会の変遷

  • 講師:ジョン・ドーシィ(立教大学名誉教授)「August Wilsonの 20世紀サイクル—アメリカ演劇においても“Black Lives Matter” 」
  • 講師:竹島達也(都留文科大学)「現代アメリカ演劇の今—2010年代のピューリツァー賞受賞作を巡って 」
  • 講師:谷佐保子(早稲田大学・非)「ピューリツァー賞受賞作品から眺めるアメリカの家族—アメリカの家庭劇における母親の精神疾患と薬物中毒 」
  • 司会:大森裕二(拓殖大学)


分科会
近代散文
混血の純潔——The Last of the Mohicans におけるpassingの問題
雨宮迪子(東京大学・院)

現代散文
コーマック・マッカーシー『越境』における線が描く物語空間
井上博之(東京大学)


Robert Frostと自然描写——West-Running Brook 再評価に向けて
朝倉さやか(立教大学・院)

演劇・表象
後期のシェパード劇——Heartless(2013年初演)を中心に
古山みゆき(青山学院大学・非)

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