■■■トークイベント「世界文学における九龍城砦」■■■
日時:2016年 7月 2日(土)13:30-15:00
会場:キャノンホール S
(東京都港区港南 2-16-6 キャノン Sタワー 3階 ※アクセス)
ゲスト:巽孝之氏(慶応義塾大学文学部教授、SF評論家)
主催:キャノンマーケティングジャパン株式会社
※キャノンマーケティングジャパンによる詳細
※キャノンギャラリーによる詳細
※事前予約制
キャノンギャラリー HPからお申込み頂けます。
定員:300名(先着順、参加無料)
◇◇◇九龍城砦の謎めいた存在は様々な表現領域に刺激を与えました。中でもSF文学に与えた影響は大きく、多くの作品に重要な建物として登場します。貴重な写真を投影しながら慶応大学教授の巽孝之氏とその謎を解き明かします。(※HPより)◇◇◇
■■■写真展「九龍城砦 Kowloon Walled City」■■■
休館:日曜・祝日
開館時間:10:00-17:30
会場:キャノンギャラリー S
(東京都港区港南 2-16-6 キヤノン Sタワー1階 ※アクセス)
※入場無料
【作家メッセージ ※HPより】
九龍城砦が消滅してから20年が過ぎた。
香港に鎮座していたアジアン・ゴシックと称される高層スラム、九龍城砦が今でも話題になることがある。
あの巨大コンクリートスラムの建造物が意味するところは一体、何だったのだろう。
2.5ヘクタールの土地に 4万人もの人々が暮らしていた巨大高層コンクリートスラムは、悪の巣窟、魔の具現体として様々な表現媒体で繰り返し象徴的に描かれ語られてきた。
現代の魔窟、アジアン・カオス、無法地帯と恐れられながら悪と魔性の象徴として映画、劇画、SF、ゲームの世界でしぶとく生き続けてきた。
数々の謎と伝説をまとった九龍城砦は、困難な歴史を背負った無数の人々がたどり着いた極限の住居集合体であった。
東アジアの香港に出現した、中国人の集合的無意識の結晶体であった。
人々が生活し、まだ生きていた九龍城砦を改めて見つめ、その存在を問い直してみたい。
【作家プロフィール ※HPより】
宮本隆司(みやもと りゅうじ):1947年、東京生まれ。1973年、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。建築雑誌「住宅建築」編集部員を経て独立。解体中や放置された建築を撮影して発表、廃墟の写真家として知られる。1989年「建築の黙示録」「九龍城砦」展覧会、写真集により第 14回木村伊兵衛写真賞受賞。1996年「KOBE 1995 After the Earthquake」展示により第 6回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展金獅子賞受賞。2005年、世田谷美術館個展「ピンホールの家」展示により第 55回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2012年、紫綬褒章受章。2014年、徳之島アートプロジェクト実行委員会代表として活動の範囲を広げつつある。

『ミメーシスの詩学―安東伸介著述集』(慶應義塾大学出版会、2013年)
打ち合わせに際して@安藤伸介邸
【関連リンク】
- キャノンマーケティングジャパン
- キャノンギャラリー
- 故安東伸介先生の著述集『ミメーシスの詩学』(慶應義塾大学出版会)刊行/表紙写真:宮本隆司氏(CPA: 2013/08/31)
- 彩流社より巽先生編著『増補改訂版 ウィリアム・ギブスン 現代作家ガイド 3』刊行!(CPA: 2015/08/04)