2016/03/18

03/19:明日です!日本ポップカルチャー研究誌『メカデミア』の国際会議 桜SGMS: Mechademia Conference on Asian Popular Cultures (3/18-20) にて、巽先生と小谷先生が基調講演にご登壇されます!@青山学院大学 青山キャンパス 16:30-18:00

巽先生と小谷先生が創刊号から携わっている、日本ポップカルチャー研究誌『メカデミア』(ミネソタ大学出版局)の国際会議 桜SGMS: Mechademia Conference on Asian Popular Cultures が、3月18日(金)~20日(日)にわたり、青山学院大学にて、下記のとおり開催されています。

明日の3月19日(土)には、巽先生と小谷先生が基調講演にご登壇!巽先生のご講演 “Rock'n'Roll Manga : Hideko MIZUNO and Her Sisters” は、このたび14年ぶりに加筆され出版間近のご著書『プログレッシヴ・ロックの哲学 増補決定版』からロック漫画論について、小谷先生のご講演 “A Study of Moto HAGIO: Decoding The Heart of ThomasA Visitor, and By the Lake” は、萩尾望都作品のうちでもとくに『トーマの心臓』におけるカトリック的側面をご検討されます。ご関心のある方は、ぜひ足をお運びください!


桜SGMS: Mechademia Conference on Asian Popular Cultures: Tokyo 2016
“Conflicts of Interest in Anime, Manga, and Gaming”
日時:2016年3月18日(金)~20日(日)
場所:青山学院大学 青山キャンパス
(150-8366 渋谷区渋谷4-4-25 ※アクセスキャンパス
主催:ミネソタ芸術大学

<3月19日(土)>
Plenary Session III: 4:30-6:00 PM
Panel 11: Room 123
Convener: Frenchy Lunning
  • A Study of Moto HAGIO: Decoding The Heart of Thomas, A Visitor, and By the Lake (Mari KOTANI / Meiji University)
  • Rock'n'Roll Manga : Hideko MIZUNO and Her Sisters (Takayuki TATSUMI / Keio University)

※大会プログラムは、メカデミアHPをご覧ください。

【大会趣旨 (※メカデミアHPより)
20世紀後半と21世紀初頭の日本のアニメ、マンガ、ゲームにおける最初の爆発的拡大と革新の後、葛藤、曖昧さ、議論、失望と同時に驚くべき機会と革新というかたちで、それらの爆発的な出現と拡大の影響がアートの表層やその周辺に現れ始める新しい時代が到来しました。グローバル現象の滑らかな表面にあるこの亀裂は急激なグローバル成長の「しわ寄せ」なのかもしれません。

複雑な著作権問題とグローバル事業形態。膨大で賢いアンダーグラウンド配信システムの明らかな法的不当性。同人誌の分野の芸術と倫理。これらアート全ての形態での主観性の開花。これらのアート全ての領域で見られるが、特に「アート」より「ファンサービス」を意識した体験に対する最近の好みの点でのアニメの系統。家父長制の確立とまた一転したフェミニスト様式と習慣の責任逃れした実態。しかしこれら現在のグローバルアート形態の一部となった強制的で著しく革新的で創造的な新しい分野と実践。「しわ寄せ」はこれらの論題を含んでいます。

これらの芸術の分野に現れる多くの論点にどのように対応するかを協力して理解しようとする国際的な研究者やクリエーター、専門家、企業の方々との議論を通して、本学会は我々の問題点と成果を提案します。

※なお、巽先生のご著書『プログレッシヴ・ロックの哲学』増補決定版は、河出書房新社より、4月下旬に刊行!どうぞお楽しみに!(※河出書房新社による詳細


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