2010/11/03

11/22: 成蹊大学にて、共同研究会「テネシー・ウィリアムズの新世紀」開催のお知らせ

11月22日(月)成蹊大学にて、巽先生が携わっている文部科学省科学研究費主催による共同研究会が、以下の通り開催されます。

「テネシー・ウィリアムズの新世紀―越境する初期作品の再発見」
基調発表
相原直美(千葉工業大学)
「世界を心に抱いて――『欲望という名の電車』と初期一幕劇」

ワークショップ
Thank You, Kind Spiritを読む」
真野貴世子(成蹊大学・院)
小椋道晃(立教大学・院)
富山寛之(慶應大学・院)
コメンテイター:相原直美

日時:11月22日(月)18:30~20:30 
会場成蹊大学10号館2階 第1中会議室
主催:科学研究費・基盤研究(B)「モンロー・ドクトリンの行為遂行的効果と21世紀グローバリズムの未来」
科学研究費・基盤研究(B)
研究代表者:下河辺美知子(成蹊大学)
研究分担者:巽孝之(慶應義塾大学)、舌津智之(立教大学)、日比野啓(成蹊大学)


アメリカ国家・文化は、「全体性」を志向する欲望と「部分」であることへの苛立ちの相克にたいしてどのように歴史を刻んできたのだろうか。19世紀初頭になされた、アメリカ外交政策の出発点であるモンロー・ドクトリンに注目し、この言説がアメリカ文学・文化の空間的および時間的位相を定義づけてきた歴史的経緯をグローバルに検証していく・・・
今回で2回目となる本研究会では、2011年に生誕100年を迎えるテネシー・ウィリアムズの初期作品を現在の視点から再考します。過去十数年間に未発表作品が次々に出版、上演され、今もなおその全体像が刻々と変化しつつあるウィリアムズ。前半は相原直美氏による基調発表で、『欲望という名の電車』に加え、2005年に出版された一幕劇集、Mister Paradise and Other One-Act Playsについて論じていただき、後半はワークショップ形式で、上記一幕劇集の中から、Thank You, Kind Spirit を取り上げます。なお、ワークショップでは、大学院巽ゼミの富山寛之さんが発表を行います。

どうぞお楽しみに!