2009/10/30

11/14: 日本アメリカ文学会東京支部11月例会のお知らせ

11月14日(土)、慶應義塾大学三田キャンパスにて、日本アメリカ文学会東京支部11月例会が行われます。

東京支部11月例会
日時:11月14日(土)午後1時30分より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室


研究発表
「『欲望という名の電車』とニューディール・モダニズム」
講師:舌津智之(立教大学)
司会:諏訪部浩一(東京大学)

分科会
近代散文「散文が詩と出遭うとき―エドナ/ショパンの目覚めの綻び」
梶原照子(明治大学)
現代散文「ゾラ・ニール・ハーストン『彼らの目は神を見ていた』における人類学的アレゴリー」
岸まどか(東京大学・院)
「ウォルト・ホイットマンのCalifornia Dream」
関根路代(獨協大学・院)
演劇・表象「<新しい>アジア系アメリカ演劇―Diana SonのSatellitesを読む」
原恵理子(東京家政大学)

これまで、没落した南部貴族と新興労働者階級の対立という図式で理解されてきたテネシー・ウィリアムズの『欲望という名の電車』。舌津智之氏による研究発表では、本作品を「貧困者の悲劇」と捉え直すことで、アメリカ演劇における悲劇の(不)可能性という問題にも目配りしつつ、ニューディール政策が開始された30年代から40年代以降へと連続するモダニズム文学一般の考察へと敷衍しうる視点をもってお話しくださいます。
舌津氏は、今年6月に刊行された『抒情するアメリカ―モダニズム文学の明滅』(研究社)の中でも、テネシー・ウィリアムズについて論じています。

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