ラトガース大学ニューブランズウィックキャンパスにて、11月6日(金)から8日(日)の3日間にわたり、北米の日本文学会AJLSの第18回年次大会 “Rethinking Gender in the Postgender Era”「ポスト・ジェンダーの時代に性差を考える」が開催され、6日(金)の17時~18時半のパネルにて、小谷真理さんが講演を行います。
Panel #5 In Homage to Eve Kosofsky Sedgwick
1. Mary A. Kighton, University of Tokyo, Washington and Lee University. “Perversely Reading Manga.”
2. Keith Vincent, Boston University. “Beyond Paranoia with Sedgwick and Sōseki.”
3. Kotani Mari, Independent Scholar&Critic. “Shōjo Culture in Kamikaze Girls.”
4. Nina Cornyetz, New York University. “Between Men in Izumi Kyōka’s Yōken kibun.”
Discussant: Takemura Kazuko, Ochanomizu University.
ジュディス・バトラーと並ぶクイア理論家で、Between Men: English Literature and Male Homosocial Desire(1985)や、Epistemology of the Closet(1990)といった著作を遺したセジュウィック。彼女の死を偲んで企画されたのが、In Homage to Eve Kosofsky Sedgwickと題するこのパネルなのです。
真理さんは、『下妻物語』におけるロリータファッションと少女の分析をセジュウィックの理論と関連させてお話しくださいます。
また、昨年まで三田の大学院の授業で教鞭をとっていたメアリ・ナイトン氏や、1996年11月号の<ユリイカ>詩と批評・増頁特集「クィア・リーディング」の中で、真理さんと対談したキース・ヴィンセント氏。そして、ジュディス・バトラーを中心とするポストフェミニズム理論の権威、竹村和子氏といった豪華パネリスト陣で構成される、見どころ満載のパネルとなっております!
※第18回年次大会 “Rethinking Gender in the Postgender Era”「ポスト・ジェンダーの時代に性差を考える」の全体プログラムをご覧になりたい方は、こちらから。
各パネルの詳細をご覧になりたい方は、こちらから。