2023/03/08
『キネマ旬報』三月上旬号に、巽先生と小谷先生による論考が寄稿されています!
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『キネマ旬報』三月上旬号に、巽先生による論考「うつし世は悪夢、映画こそ夢」と、小谷先生による論考「殺人と恋愛のロジック」が寄稿されています!映画『フェイブルマンズ』のレビューとして寄せられた巽先生の論考では、スピルバーグ監督の代表作『E. T.』がもつ「不穏な空気」を出発点に、スピルバーグがユダヤ系ゆえに被ったアメリカにおける「エイリアン」としての経験や、ケネディ大統領暗殺を背後にした同時代のアメリカ文化とが照らし合わされ、スピルバーグの「映画への夢」のありようが浮彫にされます。また、パク・チャヌク監督『別れる決心』のレビューとして寄せられた小谷先生による「殺人と恋愛のロジック」では、刑事のヘジュンとヘジュンが追う事件で死亡した男性の妻ソレとのあいだのロマンスないしその駆け引きに焦点が置かれ、「謎」を主軸とした男女のロマンスとミステリがいかに連動共鳴しているかが詳らかにされます。ご関心のある方は、映画と併せてぜひご一読ください!