2022/08/06

『マーク・トウェイン——研究と批評』最新号(第 21号)に、巽先生による巻頭随想「グローバル・ハック、グローバル・ハンク」が掲載されています!

『マーク・トウェイン——研究と批評』最新号(第 21号)がこのたび刊行され、巽先生による巻頭随想「グローバル・ハック、グローバル・ハンク」が掲載されています。先生が編集委員の一人をおつとめになっているウェブ雑誌 JTAS (The Journal of Transnational American Studies)の最新号(第 12巻第 2号)に掲載された『ハックルベリー・フィンの冒険』特集、トランスナショナル・アメリカン・スタディーズの研究手法によってもたらされた本作に関する成果を紹介解説したうえで、今日においてこそ、トウェインのもう一つの傑作『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』を同様の脱アメリカ的アメリカ研究の視座で再読する可能性を照射します。ご関心のある方は、ぜひお手にとってみてください!



『マーク・トウェイン——研究と批評』
第 21号(2022年 6月)
日本マーク・トウェイン協会

【目次】
巻頭随想「グローバル・ハック、グローバル・ハンク」(巽孝之)
巻頭緒言「読書人トウェイン」(鈴木孝)
特集論文
  • 思想書を読むトウェイン(鈴木孝)
  • クーパーを読むトウェイン——トム・ソーヤー物語の叙事文学としての可能性(若林麻希子)
  • トウェインが読むエマソンの詩——ホイッティア誕生 70周年祝賀スピーチを巡って(佐久間みかよ)
  • ディパン対ホームズ対アーチー——トウェインの探偵小説の間(竹内康浩)

投稿論文
Personal Recollections of Joan of Arcにおける「個人的」愛国主義を巡る一考察(大木雛子)

書評
  • Gary Scharnhorst, The Life of Mark Twain: The Early Years, 1835-1871(平田美千子)
  • Jarrod D. Roark, Mark Twain and the Gallows: Crime and Justice in His Western Writing, 1861-1873(浜本隆三)
  • Laura DeMarco, Mark Twain’s American Then and Now (美濃部貴子)
  • Gregg Andrew, My Daddy’s Blues: A Childhood Memoir from the Land of Huck and Jim(渡邉俊)
  • Taro Maeyashiki, A Moralist Gone Wild: Tracing Mark Twain’s Non-conformism from Huck Finn to Young Satan(田村亮) 
  • 上杉隼人訳『ハックルベリー・フィンの冒険 上下巻』(江頭理江)

書誌
日本におけるマーク・トウェイン研究書架(2012-13)(中垣恒太郎)

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