長崎市遠藤周作文学館で発見された遠藤周作の未発表小説「影に対して」全文掲載されています!草稿写真、加藤宗哉・川崎友理子による解説とあわせてぜひご覧ください。
2020年1月18日に慶應義塾大学三田キャンパスにて開催された「アムバルワリア祭Ⅸ 古代が新しい――作家が語る西脇順三郎」の模様も収録されています。諏訪哲史・朝吹真理子両氏があらためて西脇の言語について論じるとともに、八木幹夫、久村亮介、新倉俊一も交えた刺激的なディスカッションが続きます。
そして今号の特集は「再読・安岡章太郎」です。青来有一、小池昌代、持田叙子、小平麻衣子、武・アーサー・ソーントン、そしてケンダル・ハイツマンが寄稿しています。
評論セクションには、コロナ禍の世界へ向けたジャン=リュック・ナンシー(市川崇・訳)、ラルフ・シュネル(栗田くり菜・訳)、巽孝之による論考が並びます。また、この夏あったはずのオリンピックをめぐる納富信留、グンダー・ゲバウアー(遠藤浩介・訳)、イリヤ・トロヤノフ(粂川麻里生・訳)による評論も見逃せません。
書評セクションでは、アリ・スミス(木原善彦・訳)『秋』を河内恵子先生が、ラーラ・プレスコット『あの本は読まれているか』(吉澤康子・訳)を巽先生が論じていらっしゃいます。そしておなじみの佐藤元状先生の映画評「電影的温故知新」、大和田俊之先生の音楽評「ラップの詩学」も掲載されています。
書評セクションでは、アリ・スミス(木原善彦・訳)『秋』を河内恵子先生が、ラーラ・プレスコット『あの本は読まれているか』(吉澤康子・訳)を巽先生が論じていらっしゃいます。そしておなじみの佐藤元状先生の映画評「電影的温故知新」、大和田俊之先生の音楽評「ラップの詩学」も掲載されています。
■巻頭詩
「雲ひかる」 八木幹夫
■未発表小説
「影に対して」 遠藤周作
解説 「未発表小説「影に対して」のこと」 加藤宗哉
解説 「遠藤周作未発表小説「影に対して」について」 川﨑友理子
■評論
「病と力 “Le Mal, la puissance” 」 ジャン=リュック・ナンシー/訳・市川崇
「病、危機、破局――ドイツ語現代小説と自然」 ラルフ・シュネル/訳・栗田くり菜
「盗まれたウイルス――メルヴィル、カミュ、小松左京」 巽孝之
■講演 アムバルワリア祭Ⅸ
「古代が新しい――作家が語る西脇順三郎」 諏訪哲史×朝吹真理子/司会・八木幹夫/ディスカッションモデレータ・久村亮介/オブザーバー・新倉俊一
■詩
「氷柱鳥夢ノ泡雪」 十田撓子
■小説
「フェイク」 吉村萬壱
「勇士の面目」 飯倉章
「跛行はこう」黑川英市
■特集 再読・安岡章太郎
「ナマリ色とスイノミ」 青来有一
「動物的小説」 小池昌代
「みそっかす川」 持田叙子
「歴史に流れる私――『流離譚』」 小平麻衣子
「記憶と歴史と安岡章太郎」 武・アーサー・ソーントン
「安岡章太郎と集合的記憶への抵抗」 ケンダル・ハイツマン
■評論
「浄めとしてのオリンピック――エンペドクレスの奇跡」 納富信留
「オリンピックの理念をめぐる思索」 グンター・ゲバウアー/訳・遠藤浩介
「柔道を、トーキョーで」 イリヤ・トロヤノフ/訳・粂川麻里生
■追悼 古井由吉
「古井由吉とドイツ文学者の呼吸 」 前田良三
「「内向の世代」を引き受けて」 坂本忠雄
■随筆
「フランクフルト(と)ソーセージ」 大濱普美子
■復活 学生創作セレクション7
「ナラトロジー」 横山楓
解説 粂川麻里生
■短歌/随筆
「千年を隔てた恋の歌のやりとり」 第十五回 水原紫苑
■俳句/随筆
「死季折々」 第十六回 髙柳克弘
■映画評
「電影的温故知新」 第八回 佐藤元状
■音楽評
「ラップの詩学」 第七回 大和田俊之
■書評
アリ・スミス 『秋』(木原善彦 訳) 河内恵子
藤原安紀子 『どうぶつの修復』 杉本徹
室井光広 『多和田葉子ノート』 川口好美
ラーラ・プレスコット 『あの本は読まれているか』 (吉澤康子訳) 巽孝之
ポール・オースター 『サンセット・パーク』(柴田元幸 訳) 松村美里
■連載
「予言と言霊 出口王仁三郎と田中智学の言語革命――二〇二〇年と一九二〇年が問いかけるもの」 鎌田東二
「「私」的OKINAWA通信(5) ――つなぐ言葉を探して⑤」 崎山多美
「『Dの研究』を中心にした柄谷行人論(七)――マルクスとエンゲルスの新たな結合へ」 浅利誠
「新 同人雑誌評」 柳澤大悟/加藤有佳織
■未発表小説
「影に対して」 遠藤周作
解説 「未発表小説「影に対して」のこと」 加藤宗哉
解説 「遠藤周作未発表小説「影に対して」について」 川﨑友理子
■評論
「病と力 “Le Mal, la puissance” 」 ジャン=リュック・ナンシー/訳・市川崇
「病、危機、破局――ドイツ語現代小説と自然」 ラルフ・シュネル/訳・栗田くり菜
「盗まれたウイルス――メルヴィル、カミュ、小松左京」 巽孝之
■講演 アムバルワリア祭Ⅸ
「古代が新しい――作家が語る西脇順三郎」 諏訪哲史×朝吹真理子/司会・八木幹夫/ディスカッションモデレータ・久村亮介/オブザーバー・新倉俊一
■詩
「氷柱鳥夢ノ泡雪」 十田撓子
■小説
「フェイク」 吉村萬壱
「勇士の面目」 飯倉章
「跛行はこう」黑川英市
■特集 再読・安岡章太郎
「ナマリ色とスイノミ」 青来有一
「動物的小説」 小池昌代
「みそっかす川」 持田叙子
「歴史に流れる私――『流離譚』」 小平麻衣子
「記憶と歴史と安岡章太郎」 武・アーサー・ソーントン
「安岡章太郎と集合的記憶への抵抗」 ケンダル・ハイツマン
■評論
「浄めとしてのオリンピック――エンペドクレスの奇跡」 納富信留
「オリンピックの理念をめぐる思索」 グンター・ゲバウアー/訳・遠藤浩介
「柔道を、トーキョーで」 イリヤ・トロヤノフ/訳・粂川麻里生
■追悼 古井由吉
「古井由吉とドイツ文学者の呼吸 」 前田良三
「「内向の世代」を引き受けて」 坂本忠雄
■随筆
「フランクフルト(と)ソーセージ」 大濱普美子
■復活 学生創作セレクション7
「ナラトロジー」 横山楓
解説 粂川麻里生
■短歌/随筆
「千年を隔てた恋の歌のやりとり」 第十五回 水原紫苑
■俳句/随筆
「死季折々」 第十六回 髙柳克弘
■映画評
「電影的温故知新」 第八回 佐藤元状
■音楽評
「ラップの詩学」 第七回 大和田俊之
■書評
アリ・スミス 『秋』(木原善彦 訳) 河内恵子
藤原安紀子 『どうぶつの修復』 杉本徹
室井光広 『多和田葉子ノート』 川口好美
ラーラ・プレスコット 『あの本は読まれているか』 (吉澤康子訳) 巽孝之
ポール・オースター 『サンセット・パーク』(柴田元幸 訳) 松村美里
■連載
「予言と言霊 出口王仁三郎と田中智学の言語革命――二〇二〇年と一九二〇年が問いかけるもの」 鎌田東二
「「私」的OKINAWA通信(5) ――つなぐ言葉を探して⑤」 崎山多美
「『Dの研究』を中心にした柄谷行人論(七)――マルクスとエンゲルスの新たな結合へ」 浅利誠
「新 同人雑誌評」 柳澤大悟/加藤有佳織
【関連書籍】
『三田文學』141号(第二十六回三田文學新人賞;2020年春季号)

『三田文學』140号(特集:江藤淳・加藤典洋――日本近代の行方;2020年冬季号)
『三田文學』139号(特集:結び合う島の輝き――沖縄・台湾・韓国;2019年秋季号)
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