2020/04/19

左右社より『高校生と考える——日本の論点 2020-30 桐光学園大学訪問授業』が刊行!巽先生による訪問講義「大統領のソフトパワー」が収録されています!

桐光学園では 2004年より企画「大学訪問授業」が開始。本書『高校生と考える——日本の論点 2020-30 桐光学園大学訪問授業』(左右社)はその成果として 2007年度より纏められてきた書籍の 13冊目にあたります。本学園所属の中学一年生から高校三年生の希望者を対象に、各界第一線でご活躍の方々を招聘して、ご講演頂く知的に刺激的なシリーズです(※桐光学園「大学訪問授業」詳細はこちらをどうぞ!)。

本書第三章「政治の現在地」は、巽先生による講義「大統領のソフトパワー」を収録。強大な軍事力を背景にハードパワーを行使するアメリカは、無数の人々を魅了する文化、ソフトパワーも併せ持つ。では大統領のソフトパワーとは?当日に交わされた桐光学園の学生と巽先生との質疑も収録、必見です。加えて、本書には、『パニカメ』『三田文學』にご登場頂き、日本アメリカ文学会東京支部でもご講演くださったことのある赤坂真理先生もご寄稿。講義「あなたの中の本当に美しいもの」をお読み頂けます。ご関心のある方は、ぜひお手にとってみてください!



『高校生と考える——日本の論点 2020-30 桐光学園大学訪問授業』
装幀:松田行正+杉本聖士
A5判並製/322ページ
左右社
定価:本体1800円+税
2020年 3月 25日
左右社による本書詳細

【目次】
第一章 「私」の居場所
主題は「移動」 沢木耕太郎
天然知能の時間 郡司ペギオ幸夫
仕事と人生と私 吉川浩満

第二章 他者と生きるとは
知らない誰かの隣人になる 岸政彦
「男らしい」「女らしい」って何? 水無田気流
なぜ人と人は支え合うのか 渡辺一史

第三章 政治の現在地
いま、何を学ぶべきか 出口治明
現代という時代 入江昭
大統領のソフトパワー 巽孝之
SNS時代の政治 西田亮介

第四章 世界の歴史から学ぶ
いま、芸術とは何か? 会田誠
政治学者が変態を研究するわけ--境界横断型学問のススメ 菅野聡美
ロシアの食文化 世界の食文化 沼野恭子
天皇と元号 本郷和人

第五章 文学が社会にもたらすもの
源氏物語は何の役に立つのか 島内景二
新時代の文学と人間 藤谷治
国語から旅立って 温又柔

第六章 ないものを創り出す
製硯師の野望 青栁貴史
俳句の種を蒔く 夏井いつき
柔らかな発想とアイディア 鈴木一誌
あなたの中の本当に美しいもの 赤坂真理


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