2019/01/20

『いかにしてアーサー王は日本で受容されサブカルチャーに君臨したか』3月刊行予定です/小谷真理先生が寄稿されています!

小谷真理先生の新しい共著『いかにしてアーサー王は日本で受容されサブカルチャーに君臨したか』(みずき書林)が2019年3月に刊行予定です。

アーサー王伝説が日本のアニメやゲーム、マンガや文学にどのような影響を及ぼしてきたかを幅広い執筆陣が紐解きます。日本におけるアーサー王伝説受容初期をまとめる第一部に小谷先生が「愛か忠誠か――『こころ』に見るランスロット像」を寄稿されています。同じく第一部には、不破有理先生が日本初のアーサー王物語――夏目漱石「薤露行」とシャロットの女」を、髙宮利行先生が「「アストラット」から「アスコラット」へ――日本から発信された中世の再発見」を執筆されています。また、装丁イラストを山田南平氏が手がけられ、表紙は 3バージョンあるそうです。「学術研究とポップカルチャーを架橋する」本書(みずき書林サイトより)、発売をお楽しみに!

:いかにしてアーサー王は日本で受容されサブカルチャー界に君臨したか
:岡本広毅・小宮真樹子
判型:A5並製
頁数:320頁
出版:みずき書林
刊行予定:2019年3月10日
価格:2800円+税
※みずき書林による本書詳細

【目次】
序文 岡本広毅
第1部 受容の黎明期 〈アーサー王が海を越えて日本へやって来たこと。明治・大正期の騎士と武士の混合。夏目漱石が日本初のアーサー王小説を書いたこと。日本人研究者の貢献。〉
明治・大正アーサー王浪漫――挿絵に見る騎士イメージの完成過程 山田 攻
日本初のアーサー王物語――夏目漱石「薤露行」とシャロットの女 不破有理
愛か忠誠か――『こころ』に見るランスロット像 小谷真理
​「アストラット」から「アスコラット」へ――日本から発信された中世の再発見 髙宮利行

第2部 サブカルチャーへの浸透 〈アーサー王と円卓の騎士たちがその名声を高めていったこと。アニメ、ゲーム、舞台で活躍する騎士たち。ご当地化・女体化するアーサー王伝説。〉
テレビアニメーション『円卓の騎士物語 燃えろアーサー』における日本のアーサー王原像 塩田信之
一九八〇年代アキバ系サブカルチャーにおける「アーサー王物語」の受容 森瀬 繚
宝塚のアーサー王物語――バウ・ミュージカル『ランスロット』 小路邦子
女性アーサー王受容之試論――「Fate」シリーズを中心に 滝口秀人
『ドラゴンクエストXI』における騎士道とアーサー王 小宮真樹子
第3部 君臨とさらなる拡大 〈さまざまな冒険のすえ、高貴なるアーサー王と円卓の騎士たちが現代日本サブカルチャーにおける英雄となったこと。語り直されるアーサー王伝説。騎士たちのグローバルな活躍。〉
私の『アーサー王の世界』――リライトは楽し 斉藤 洋
対談 永遠の王アーサーと『金色のマビノギオン』 山田南平/小宮真樹子
カズオ・イシグロのアーサー王物語――ノーベル賞作家はガウェイン推し 岡本広毅
イングランドとアメリカのポピュラーカルチャーにおけるアーサー王伝説 アラン・ルパック/杉山ゆき
コラム
沈め! アーサー王物語の沼/椿 侘助
付録資料
おわりに 小宮真樹子

【関連リンク】

【関連書籍】
小谷真理・監修『ファンタジー世界用語事典』(辰巳出版、2015年)


小谷真理『ファンタジーの冒険』(筑摩書房、1998年)

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