2018/06/18

06/30: 日本アメリカ文学会東京支部 6月例会のお知らせ

6月 30日(土)に慶應義塾大学三田キャンパスにて、日本アメリカ文学会東京支部 6月例会が下記のとおり行われます。

今月の支部会では、シンポジウム「ハーレム・ルネサンス再訪」が行われます。本シンポジウムは、ハーレム・ルネサンスを所与の事象とせず、それ自体を構築された言説として再考。たとえば、従来の研究における「視る」ことの優位性に疑問を投げかけ、「聴く」ことをとおしてその縮図に迫ります。また、ハーレムを起点ではなく、カリブ移民の移動の歴史における中継点として捉え直します。最終的に、ハーレム・ルネサンスをアフリカ系アメリカ文学史から解放し、アイルランド文芸復興や F・スコット・フィッツジェラルドに接続されます(※詳細は日本アメリカ文学会東京支部 HPをご覧ください)。ご関心のある方は、ぜひご来聴ください!


日本アメリカ文学会東京支部 6月例会
日時: 2018年 6月 30日(土)午後 1時半より
会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 西校舎 513教室
アクセス キャンパス

シンポジウム
ハーレム・ルネサンス再訪

  • 司会・講師:竹谷悦子(筑波大学)「ハーレム・ルネサンスの制度化——空間的含意と「時代区分」」
  • 講師:三石庸子(東洋大学)「ハーレム・ルネサンスとカリブの視点」
  • 講師:佐久間由梨(専修大学)「ジャズに聴くハーレム・ルネサンス——デューク・エリントンの “Black and Tan Fantasy”」
  • 講師:千代田夏夫(鹿児島大学)「フィッツジェラルドのフォーク・モダニズムの可能性——ハーレム・ルネサンスとアイルランド文芸復興の関わりから」


分科会
近代散文
「世間」の中で生きること—— The Portrait of a Lady における資本主義的価値体系のレッスン
斎藤寿葉(早稲田大学・院)

現代散文
Faulknerの Sanctuary 改稿における冒頭部の再配置
岡田大樹(専修大学・非)


G. Snyderと大地の時間—— Mountains and Rivers Without End における non-humanのまなざし
戸張雅登(日本工業大学・非)

演劇・表象
ディズニー・ミュージカルの日本受容——劇団四季の理想とスターシステム
武田寿恵(神奈川工科大学・非)


【関連リンク】
日本アメリカ文学会東京支部