3月 24日(土)に慶應義塾大学三田キャンパスにて、日本アメリカ文学会東京支部 3月例会が下記のとおり行われます。
研究発表は、西山智則先生(埼玉学園大学)による「恐怖の世紀におけるメディア表象——G・A・ロメロとゾンビ物語の進化論」です。本発表は、三期に分けたゾンビ表象を概観し(初期ヴードゥー・ゾンビ映画、ロメロ三部作、『バイオ・ハザード』(2002)以後のゾンビ映画・文学)、「歩く」ことから「走る」ことに「アダプテーション」を見せた「ゾンビの進化論」をご検証されます。また、近年手持ちカメラで撮影する一人称の POV映画が流行していることに注目されながら、ポストトゥルース時代のゾンビとメディアを考えることで、「9.11」後の「恐怖/テロの世紀」をご考察されます。(※詳細は日本アメリカ文学会東京支部 HPをご覧ください)。
また、分科会(近代散文)では、大学院 OBの田ノ口正悟さんが「大西洋をわたる建国の父祖——Melvilleの Israel Potter(1855)におけるアメリカニズム批判と再構築」をご発表されます。
ご関心のある方は、ぜひご来聴ください!
日本アメリカ文学会東京支部 3月例会
日時: 2018年 3月 24日(土)午後 1時半より
会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎 422教室
(アクセス / キャンパス)
研究発表
恐怖の世紀におけるメディア表象——G・A・ロメロとゾンビ物語の進化論
講師:西山智則(埼玉学園大学)
司会:中垣恒太郎(大東文化大学)
分科会
近代散文
大西洋をわたる建国の父祖——Melvilleの Israel Potter(1855)におけるアメリカニズム批判と再構築
田ノ口正悟(慶應義塾大学・非)
現代散文
言及性に着目した戦争小説における数理的研究
下條恵子(九州大学)、斎藤新悟(九州大学)
詩
ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの「声」を聴く
山本毅雄(東京大学・院)
演劇・表象
罪と罰——Suddenly Last Summer におけるキリスト教と同性愛
藤倉ひとみ(順天堂大学)
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