1月 27日(土)に慶應義塾大学三田キャンパスにて、日本アメリカ文学会東京支部 1月例会が下記のとおり行われます。
研究発表は、西本あづさ先生(青山学院大学)による「ポスト公民権運動の時代とモリスン文学—『タール・ベイビー』(1981)から愛の三部作への展開」です。従来、モリスン文学では周辺作品と見なされてきた『タール・ベイビー』が、その後の豊饒な時期(当初「愛の三部作」として構想されていた『ビラヴド』、『ジャズ』、『パラダイス』、さらには 2006年にルーブル美術館で行われた「異邦人の故郷」展まで及ぶ展開)が扱う主題を既に混沌と孕んでいたかを明らかにし、本作を起点に据えたモリスン文学の解釈を試みられます(※詳細は日本アメリカ文学会東京支部 HPをご覧ください)。
また、分科会(詩)では、大学院在籍の小泉由美子さんが「悪趣味な音楽—レミュエル・ホプキンズ「ギロチーナ」(1796–99)を読む」をご発表されます。
ご関心のある方は、ぜひご来聴ください!
日本アメリカ文学会東京支部 1月例会
日時: 2018年 1月 27日(土)午後 1時半より
会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 研究室棟 A・B会議室
(アクセス / キャンパス)
研究発表
ポスト公民権運動の時代とモリスン文学—『タール・ベイビー』(1981)から愛の三部作への展開
講師:西本あづさ(青山学院大学)
司会:森あおい(明治学院大学)
分科会
近代散文
追憶のナラティヴ— The Blithedale Romance にみるホーソーンの歴史意識
内田裕(中央大学・院)
現代散文
カーソン・マッカラーズとリベラルな夢—フリークスと少女たち
佐々木真理(実践女子大学)
詩
悪趣味な音楽—レミュエル・ホプキンズ「ギロチーナ」(1796–99)を読む
小泉由美子(慶應義塾大学・院)
演劇・表象
身体と物語ること— Flannery O’Connor 作品から Wonder Woman の女性身体表象を考える
杉本裕代(東京都市大学)
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