本対談では、1970年代のレムとアメリカ SF作家協会をめぐる「レム事件」や『ソラリス』と『白鯨』の交錯、コレクション最新作『主の変容病院・挑発』について「精神病院小説」の系譜(ポー/キージー/山野浩一/荒巻義雄)や、社会主義体制下で生きたゆえの「検閲」や「忖度」の問題が語られます。そして来るべき「レム・コレクション」第二期の構想とは?一面から三面にわたる充実豪華な対談です。ぜひご一読ください!
※なお、既に CPAでお知らせしましたが、今週 11月 25日(土)には、代官山 蔦屋書店にて、巽先生×円城塔氏×沼野先生による鼎談「ポーランドの作家スタニスワフ・レムをめぐって」が開催!こちらもぜひご来聴ください!
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巽孝之(慶應義塾大学教授)×円城塔(作家)×沼野充義(東京大学教授)
ポーランドの作家スタニスワフ・レムをめぐって
日時: 2017年 11月 25日(土)19:00–21:00
会場:代官山 蔦屋書店 1号館 2階イベントスペース
(渋谷区猿楽町 17-5 ※アクセス / フロアガイド)
※参加無料・要事前申込
申込先:代官山 蔦屋書店(下記に直接お問い合わせください)
店頭( 1号館 1階人文フロア)
TEL: 03-3770-2525( 1号館 1階人文フロア)
【注意事項】(※会場代官山 蔦屋書店 HPより)
- 会場は開始 15分前から入場可能。
- 当日の座席は先着順。
- 参加券の再発行・キャンセル・払い戻しは不可。
- 止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合有り。
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【関連リンク】
- 『図書新聞』
- 11/25:祝レム・コレクション完結!巽先生×円城塔氏×沼野充義先生による鼎談「ポーランドの作家スタニスワフ・レムをめぐって」開催です!@代官山 蔦屋書店 1号館 2階イベントスペース 19:00–21:00(CPA: 2017/11/11)
- 荒巻義雄氏最新作『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』(彩流社)が絶賛刊行中!『北海道新聞』に、巽先生による書評「未来誘う異界の奇跡」が掲載されています!(CPA: 2017/11/18)
- 鼎談「ポーランドの作家スタニスワフ・レムをめぐって」(ヨーロッパ文芸フェスティバル)
- 【イベント】ポーランドの作家スタニスワフ・レムをめぐって レム原作・ワイダ監督の短編映画(日本初公開)上映&パネルディスカッション(代官山 蔦屋書店)
- スタニスワフ・レム・コレクション(国書刊行会)
- ポーランド共和国大使館 HP
- SFセミナー2003「SFの海・レムの海‐スタニスワフ・レムを語ろう」(出演:巽孝之、島田和俊、司会:野田令子)間もなく開催!(CPA: 2003)
- SFマガジン2004年1月号は巽先生監修のレム特集(CPA: 2004)
- 『レム・コレクション』記念・巽孝之×沼野充義トークショー開催!(CPA: 2004)
- 写真: 10/13/2004:巽孝之×沼野充義トークショー(CPA: Event Photos)
- <e-とらんす>2004年12月号に沼野充義×巽孝之トークショーの模様が収録(CPA: 2004)
- 1992年に刊行された巽先生の第一評論集『現代 SFのレトリック』(岩波書店)がこのたび復刊されました!(CPA: 2016/06/19)
【関連書籍】
スタニスワフ・レム/沼野充義、巽孝之訳、芝田文乃他訳『高い城・文学エッセイ (スタニスワフ・レム コレクション)』(国書刊行会、2004年)スタニスワフ・レム/沼野充義訳『ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)』(国書刊行会、2004年)
スタニスワフ・レム/沼野充義、深見弾、吉上昭三訳『天の声・枯草熱 (スタニスワフ・レム コレクション)』(国書刊行会、2005年)
スタニスワフ・レム/久山宏一訳『大失敗 (スタニスワフ・レムコレクション)』(国書刊行会、2007年)
スタニスワフ・レム/沼野充義、関口時正、久山宏一、芝田文乃訳『短篇ベスト10 (スタニスワフ・レム・コレクション)』(国書刊行会、2015年)
スタニスワフ・レム/関口時正訳『主の変容病院・挑発 (スタニスワフ・レムコレクション)』(国書刊行会、2017年)
巽孝之『現代 SFのレトリック』(岩波書店、1992年)※第一章「眠れる海の美女——レムまたはソラリスを知らない『ソラリス』」
円城塔『道化師の蝶 (講談社文庫)』(2012年;講談社、2015年)
荒巻義雄『白き日旅立てば不死 (定本荒巻義雄メタ SF全集 第 3巻)』(彩流社、2014年)