小谷真理先生が選考委員の一人をつとめられる、日本ファンタジーノベル大賞第二十五回受賞作品が決定し、ウェブ上にて受賞者・選考委員の方々によるコメントや動画がアップされています(*小谷先生による選評「配達と名前の掟」と動画もご覧いただけます)。
日本ファンタジーノベル大賞は、大人も楽しめる新しいファンタジー文学の開拓と確立、さらには、力量のある新人作家の発掘と育成を目指して創設。一九八九年の第一回の開催以来、文学界に新風を吹き込み、個性豊かな新人作家を輩出されてきました。
本年度第二十五回選考会は七月末に開催され、その結果、全応募作644篇から、大賞作品には古谷田奈月氏による「今年の贈り物」、優秀賞作品には冴崎伸氏による「きのこ村の女英雄」が決定!このたび両作品は単行本として、新潮社より刊行されました(詳しい報告は、日本ファンタジーノベル大賞公式サイトをご覧ください)。
第二十五回日本ファンタジーノベル大賞
大賞作品
古谷田奈月著「今年の贈り物 」(『星の民のクリスマス』)
優秀賞作品
冴崎伸著「きのこ村の女英雄 」(『忘れ村のイェンと深海の犬』)
選考委員
荒俣宏(作家)
小谷真理(評論家)
椎名誠(作家)
鈴木光司(作家)
萩尾望都(漫画家)
主催
読売新聞社、清水建設
後援
新潮社
*なお、本年度第二十五回をもちまして日本ファンタジーノベル大賞は休止することになりました(詳しくは公式サイトをご覧ください)。
【関連リンク】
・日本ファンタジーノベル大賞公式サイト
・受賞者の詳細(日本ファンタジーノベル大賞公式サイト)
・選考委員の方々によるコメント(同上)
・受賞式関連動画(同上)
・第二十五回応募に際し、小谷真理先生と小田雅久仁さんによる対談「憂き
世を面白く」が YOMIURI ONLINE にて掲載(CPA: 01/05/2013)
【関連書籍】
古谷田奈月『星の民のクリスマス』(新潮社、2013年)
冴崎伸『忘れ村のイェンと深海の犬』(新潮社、2013年)