2011年にご逝去され、『復活の日 』や『日本沈没』で著名な小松左京氏。2011年刊行の笠井潔氏・巽先生監修『 3・11の未来―日本・SF・創造力』では「序文―3.11以降の未来へ」を寄稿されています。1964年の処女長篇『日本アパッチ族』は、戦後の「飢餓感」が生んだ「日本アパッチ族」の盛衰を描くとともに、ジャーナリズム/政治への諷刺が効いた傑作小説。田中達之氏によるカバー・イラストも魅惑的。この機会にぜひご一読ください!
『日本アパッチ族』
著者:小松左京
出版:角川春樹事務所
装画:田中達之
解説:巽孝之
文庫/372頁/2012年11月発行
定価:960円(本体914円+税)
※角川春樹事務所による詳細はこちら
【目次】
まえがき
第一章 追放
第二章 アパッチ族の中で
第三章 衝突
第四章 アパッチ脱出す
第五章 アパッチ、進出す
第六章 政府乗り出す
第七章 動乱への序曲
第八章 大アパッチ戦争
エピローグ
解説 巽孝之
【関連リンク】
- 小松左京氏序文『3.11の未来―日本・SF・想像力』(笠井潔氏、巽先生監修)が作品社より刊行(CPA 08/17/2011)
- 角川春樹事務所ホームページ
【関連書籍】
小松左京『日本アパッチ族』(1964年:角川春樹事務所、2012年)
小松左京『復活の日 』(1964年:角川春樹事務所、1998年)
小松左京『日本沈没』(1973年:光文社、1995年)
小松左京序文/笠井潔・巽孝之監修『3・11の未来―日本・SF・創造力』
(作品社、2011年)