2012/10/10

先月、慶應義塾高校で行われた巽先生の特別講義「ロンドンの留学生」の様子をアップしました!(写真あり)

巽教授の出前講義
― 慶應義塾高校編 ―


  去る9月27日木曜日、慶應義塾高等学校(神奈川県横浜市)で巽孝之教授の特別講義が行われました。演題は『ロンドンの留学生―夏目漱石・小泉信三・西脇順三郎の場合』。これはロンドン・オリンピックの年にちなんで編集された『三田評論7月号「三人閑談」』で新倉俊一、林望両氏と話された内容に新たな見解を加えてこの講義のために用意されたものです。

講義は教え子の七條教諭 *が担当する選択授業「英文学・文化入門」の中で行われました。「高校生にもぜひ文学の面白みを感じてほしい」と始まった巽教授による特別講義は今年で3回目**になりました。この日、講義を受けた生徒からは「知的刺激を受けた」という感想が聞かれ、大学レベルの授業を一足先に受けて高校生たちはじつに満足そうでした。


*七條義夫さんは、現慶應高校勤務(野球部部長)、巽ゼミ出身(0期生)です。

**過去の出前講義
◆第1回 シャーロック・ホームズの街で―小泉信三、南方熊楠、巽孝之丞(06/24/2010)
◆第2回 デュパンからホームズへ―「モルグ街の殺人」から始まる(09/29/2011)

【関連リンク】
三田評論7月号にて「留学生のみた倫敦—漱石・信三・順三郎」掲載(CPA 07/11/2012)