3月24日(土)、慶應義塾大学三田キャンパスにて、日本アメリカ文学会東京支部3月例会が行われます。
東京支部3月例会
日時:3月24日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 研究室棟A・B会議室
研究発表 Continuing Bonds: Parental Grief in the Lives of Great Americans
講師:Harold K. Bush Jr. (Saint Louis University)
司会:石原剛(早稲田大学)
分科会
近代散文 "proud and eager"な天使――Roderick Hudsonにおける「不気味な」女性
松浦恵美(お茶の水女子大学・院)
現代散文 "Cosmopolitanism within a Nation"――アラン・ロックのコスモポリタニズム思想から読み直すThe New Negro(1925)
佐久間由梨(首都大学東京)
詩 エリザベス・ビショップと冷戦――百年前のアンソニー・トロロープの声で語る
金澤淳子(早稲田大学)
演劇・表象 L. Hellman劇における「悪」の役割――哲学的側面から
奥脇栄子(創価大学・院)
今回の東京支部3月例会では、ハロルド・K・ブッシュ准教授をお迎えし、現在先生が取り組んでいらっしゃるContinuing Bondsというタイトルの本のプロジェクトをもとに、研究発表"Continuing Bonds: Parental Grief in the Lives of Great Americans"をしていただきます。アメリカにおいて、いかに子供の死という悲劇が救済や希望といったポジティブなエネルギーへと転換されてきたのかを、ハリエット・ビーチャー・ストウ、エイブラハム・リンカーン、マーク・トウェイン、W・E・B・ドゥボイスなどの例を挙げて、お話しくださいます。