2009/01/16

巽先生、初の書評集『想い出のブックカフェ』、いよいよ今月刊行!

今月22日(木)研究社より、『想い出のブックカフェ―巽孝之書評集成』が刊行されます!


巽孝之著 『想い出のブックカフェ―巽孝之書評集成』
四六判 並製 386頁/定価2,520円(本体2,400円+税)
研究社より、2009年1月22日発売予定



<目次>

プロローグ:想い出のブックカフェ

第1部:ブック・クラブ文学の愛と死
『三田文学』初出、改稿版が小林憲二氏篇『変貌するアメリカ文学』所収)

第2部:新聞書評の戦略―書評委員の仕事
1)読売新聞読書委員時代の全書評(1997-1999年度)
2)毎日新聞「ほんの森」の全コラム(2004年度)
3)すばる読書日記(2004年)
4)共同通信文芸時評「読む旅に語りたい」全12回(2005年度)
5)朝日新聞書評委員時代の全書評(2005-2007年度)

第3部:学術書評の方法―批評的研究の仕事
バベル・プレス<E-とらんす>連載「現在批評のカリキュラム増補版」の全書評(2003-2004年隔月全七回)
『英文学研究』『アメリカ文学研究』ほか掲載書評(2000年以後)

第4部:お茶の時間―読書の達人たち(100枚)
「新書とは何か―教養主義から多様化の時代へ」×沼野充義(<週刊読書人>)
「師弟とは何か―『先生とわたし』刊行記念」×四方田犬彦(<波>)
「綺想とは何か―「幸せな日々」のために」×高山宏(<Panic Americana>)

第5部:読書共同体の決戦―ティプトリー賞戦記

エピローグ:想い出のライブラリー

インデックス


※書籍詳細は、こちらから。


各主要メディアの新聞書評委員や文芸批評家として、四半世紀以上にわたり書評経験を積んでいる巽先生。初の書評集となる本書は、新聞の書評委員としての仕事や学術書をめぐる長文書評などが収録されています。そして、昨年開催されたシンポジウム「西脇順三郎とモダニズムの神話」にも参加された四方田犬彦氏(明治学院大学教授)をはじめとする、巽先生と親交の深い方々との対談が掲載されているのも見どころのひとつ!

また、本書の索引は、巽研究会のゼミ年刊誌Panic Americanaの編集部に所属する山崎洋文さんと伊藤農さんが担当しました。

さらに、今回表紙や本文イラストを担当してくださったYOUCHANのブログでは、本書に関する仕事の経緯についてふれられています。(こちらから、ご覧になれます。)

カフェは、読書の楽しみを味わい、それを誰かと語り合うにはうってつけの快適な場所。そんな気軽な日常空間における読書生活を念頭に、一冊の本をめぐる「対話」を気楽に楽しむように書かれた「書評」を中心に構成されている本書。あなたも、この架空の理想的な「ブックカフェ」を満喫してみては?