2007/11/30

巽先生たちのスタインベック研究、北米はスケアクロウ社より刊行の詳細更新!

2005年6月に巽先生が出席された、第6回スタインベック国際会議。この会議の成果をもとに、巽先生を含む研究者による共同研究、John Steinbeck's Global Dimensionsが、ついに北米はスケアクロウ・プレスから単行本化され、近刊予定です!

John Steinbeck's Global Dimensions
Part 1: Cultural and Social Dimensions in Steinbeck's Work
Part 2: Steinbeck's Aesthetic Dimensions
Part 3: Steinbeck's Worldwide Readership
Part 4: Future Directions in Steinbeck Studies



上記のように四部構成になっていて、そのうちの第三部「スタインベックと美学的次元」に巽先生の論考"Which Way to Road Space? Between the New Deal and the New Frontier"が掲載されています。この論考は、巽先生が執筆された『アメリカ文学史―駆動する物語の時空間』(慶応義塾大学出版会、2003年)で中心的なコンセプトにしているロード・ナラティヴ理論を、ソロー、メルヴィルからスタインベック、ジャック・ケルアックへ至る系譜を中心に展開したものです。



そして、編者のスコット・ピュー氏(福岡女子大学教授)と巽先生の出会いは、2004年と2005年に巽先生が福岡女子大学に集中講義に行ったときのこと。これをきっかけに、スコット・ピュー氏が司会をするスタインベック会議のパネルに巽先生は招聘されました。

また、昨年5月に開催された九州アメリカ文学会でも、お二人は一緒にフォーラムをやられました。この情報は、巽ゼミホームページのNews Archiveからご覧になれますので、こちらもチェックしてみてください。