今週末、新英米文学研究会(機関誌New Perspective)の月例会にて巽先生が講演を行います。
◇新英米文学研究会10月例会◇
日時:2007年10月20日(土)午後2時〜5時
場所:早稲田奉仕園 アクセス
内容:「第1回理論研究: アメリカ研究の今——変容と越境」
課題:『変容するアメリカ研究のいま』
ゲスト・スピーカー:巽孝之
この講演は、研究会メンバーであり、かつて立教大学アメリカ研究所所長を務め、立教大学を今年定年退職されたばかりの小林憲二先生の退職記念論文集に、巽先生が巻頭論文「ブック・クラブ文学の愛と死」を寄稿したご縁から実現したもの。同書『変容するアメリカ研究のいま——文学・表象・文化をめぐって』(小林憲二編、彩流社、2007年)は、アメリカ研究の最前線に立つ論者が執筆陣に名を連ね、「アメリカという現象」を文学・文化・映画・演劇・歴史の分野から多角的に検証した注目の研究書です。あわせてご参照下さい。
*目次
第1部 英語圏文学論(ブック・クラブ文学の愛と死;トラックからの飛翔—トニ・モリスンの三部作における愛・暴力・歴史 ほか)
第2部 アメリカ文学論(「盗まれた手紙」の剰余;社会歴史的批評実践の現在—チャールズ・ブロックデン・ブラウンの『ウィーランド』の場合 ほか)
第3部 アメリカ表象論(リオ・グランデを越えて—冷戦とジョン・フォードの騎兵隊三部作;デジタル複製技術時代の映画—『マトリックス』における映像のスペクタクル ほか)
第4部 アメリカ文化論(伝説のゆくたて—「反ライト兄弟学説史」までの系譜;W・E・B・デュボイスと一九〇〇年パリ万国博覧会 ほか)
寄稿者:巽孝之、生井英考、風呂本惇子、荒このみ、阿部珠理ほか。
本書に関する書評はこちら(日本アメリカ学会ホームページ)からどうぞ。