10月13日(土)と14日(日)に広島経済大学で、第46回日本アメリカ文学会全国大会が行われます。
この大会では、14日(日)に、「“Tarr and Fether” あるいはTar and Feather―ポーを多文化戦略で読む―」と題するワークショップに、巽先生と大串先生が出演されます。このワークショップでは、エドガー・アラン・ポーの後期短篇、“The System of Doctor Tarr and Professor Fether” (Graham’s Magazine, 1845)における、南部・奴隷制の表象、狂気をめぐる社会文化構造、セクシュアリティ、内外の同時代作家との関係、自己パロディ(“Usher”への)などの多様な視点から、テクストを考察します。
また、大学院巽ゼミ出身の中垣恒太郎さん(常盤大学)もワークショップに参加します。中垣さんは、「ポスト・カーソンと環境正義の文学」と題し、地域や人種など4つの側面から、最近の環境文学の多様性と可能性を考察します。
そして、13日(土)の研究発表には、同じく大学院巽ゼミ出身の深瀬有希子さん(東京理科大学)と波戸岡景太さん(明治大学)も出られます。深瀬さんは「エスニック・モダニズムとToni MorrisonのJazz」というテーマで、波戸岡さんは「鰐とアメーバ― Pynchonの V. にみる1950年代の環境論」というテーマで、それぞれ発表します。
日時:2007年10月13日(土)、14日(日)
場所:広島経済大学
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