2018/09/28

大学院OB秋元孝文先生の新著『ドルと紙幣のアメリカ文学』が彩流社より刊行されました!

大学院OBの秋元孝文先生(甲南大学)の新著『ドルと紙幣のアメリカ文学――貨幣制度と物語の共振』彩流社より刊行されました!

アメリカの紙幣の歴史とともに、同時代の文学作品を読み解く画期的な論考です!メルヴィルに始まり、アルジャー、トウェイン、ボーム、ロンドン、フィッツジェラルド、バロウズ、そしてオースターまで、幅広い作家・作品が登場します。ぜひお手にとってみてください!

:ドルと紙幣のアメリカ文学――貨幣制度と物語の共振
: 秋元孝文
判型:四六判
頁数:296
出版:彩流社
刊行:2018/09/26
価格:2700円+税
※彩流社による本書詳細

【目次】
序章 ドルと紙幣のアメリカ文学
第一章 J・S・G・ボックスについて――紙幣と文学の比較研究のために
第二章 複製への抵抗――バートルビーと貨幣、そして解釈
第三章 『ぼろ着のディック』の見た目/出現アピアランス――読むこと、読まれることと社会的上昇
第四章 トウェインの書いたグラントのサイン――「どちらが夢か?」とサイン・主体・金銀複本位制
第五章 紙の上のエメラルド・シティ――『オズの魔法使い』と紙幣制度
第六章 ジャック・ロンドン有限会社カンパニー・リミテッド――『暗殺局』における作者と資本主義
第七章 広告に似る男――『グレート・ギャツビー』と時間と貨幣
第八章 ウィリアム・バロウズは地域通貨の夢を見るか?――紙幣に見るアメリカのグローバリゼーションとオルタナティヴ
第九章 (E)x Marks the Spot――ポール・オースター『ブルックリン・フォリーズ』と9.11後のリアリティ