2018/05/12

05/26:日本アメリカ文学会東京支部 5月例会のお知らせ

5月 26日(土)に慶應義塾大学三田キャンパスにて、日本アメリカ文学会東京支部 5月例会が下記のとおり行われます。

今月の研究発表は、堀内正規先生(早稲田大学)による「エマソンの善意と弱点——エッセイ“Compensation” を読む」です。エマソン批評史において肯定的に評価されること、ないし正面から論じられることが避けられてきたエッセイ “Compensation” は、先生の御著書『エマソン——自己から世界へ』においても一箇所言及されるにとどまる「鬼門」であったそうです。しかし今回、改めて本エッセイを取り上げ、そこに見られるエマソンの「善意」を「弱点」として認めつつ、「読者をいかに励ますか」という課題に取り組んだその意義を拾い上げられます(※詳細は日本アメリカ文学会東京支部 HPをご覧ください)。ご関心のある方は、ぜひご来聴ください!


日本アメリカ文学会東京支部 5月例会
日時: 2018年 5月 26日(土)午後 1時半より
会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎 443教室
アクセス キャンパス

研究発表
エマソンの善意と弱点——エッセイ“Compensation”を読む
堀内正規(早稲田大学)
司会:折島正司(青山学院大学名誉教授)

分科会
近代散文
死を見ること—— Poeの “The Facts in the Case of M. Valdemar” におけるゴシック美学の変容
福島祥一郎(東京電機大学)

現代散文
ダンス・ウィズ・ペイン—— Save Me the Waltzにおける自己像の語りなおし
羽場百合愛(津田塾大学・院)


E. A. PoeとPaul Simonの “Silence”—— Thomas Hoodの詩を手がかりとして
宇佐教子(首都大学東京・非)

演劇・表象
育児とメロドラマ——『クレイマー、クレイマー』における感情と新自由主義
関口洋平(明治学院大学・非)


【関連リンク】
日本アメリカ文学会東京支部

【関連書籍】
堀内正規『エマソン——自己から世界へ』(南雲堂、2017年)