2018/02/24

03/22:科研費研究会最終年度特別シンポジウム「マニフェスト・デスティニーと 21世紀アメリカ合衆国の現実」開催@成蹊大学 10号館 2階 第 2中会議室 16:00–18:30

3月 22日(木)に成蹊大学にて、巽先生が携わっている文部科学省科学研究費主催最終年度特別シンポジウム「マニフェスト・デスティニーと 21 世紀アメリカ合衆国の現実」が下記のとおり開催!巽先生が「帝国の進路—ストラデイナス、ガスト、ロイツェ」をご報告されます。ぜひご来聴ください!



最終年度特別シンポジウム:マニフェスト・デスティニーと 21世紀アメリカ合衆国の現実
日時: 2018年 3 22日(木)16:00–18:30
会場:成蹊大学 10号館 2階 第 2中会議室(アクセス/キャンパス
主催:科学研究費・基盤研究(B) 「マニフェスト・デスティニーの情動的効果と 21 世紀惑星的想像力」
研究代表者:下河辺美知子(成蹊大学)
研究分担者:巽孝之(慶應義塾大学)、舌津智之(立教大学)、日比野啓(成蹊大学)

  • 司会:下河辺美知子「MD 2プロジェクトの概要および 4年間の研究報告」
  • 講師:日比野啓「演じられるマニフェスト・デスティニー:パロディと「帝国」の二重意識」
  • 講師:舌津智之「歌われるマニフェスト・デスティニー:大衆音楽と歴史認識」
  • 講師:下河辺美知子「マニフェスト・デスティニーの発生現場:拡張・獲得・グローバリゼーション」
  • 講師:巽孝之「帝国の進路:ストラデイナス、ガスト、ロイツェ」

【概要】※フライヤーより
本基盤研究(B)は、マニフェスト・デスティニーというレトリックの国際政治における意義を歴史的にたどると同時に、その心理的・精神的効果がアメリカ国民の情動を操作するナラティヴとしていかに機能してきているかに焦点をあて、地球規模でのアメリカの位置を読み直すことを目指す試みです。

今年は、本研究の最終年度となりますので、過去 4年間の研究成果を総括し、今後の新たな課題を明確にすべく、科研メンバー 4名による特別シンポジウムを行います。ジョン・オサリヴァンが「マニフェスト・デスティニー」という言葉を初めて使用した 19世紀の半ばと同様、ナショナリズムと軍事的緊張が可視化され、ますます混迷の度合いを深める 21世紀社会に向け、人文研究が何を提言しうるのか/すべきなのかについて、多角的な洞察をみなさんと共有することができれば幸いです。

なお、シンポジウム終了後、10号館大会議室にて、ワインパーティー(18:30–20:00)を開きます。 無料でご招待させていただきますので、お時間のある方はぜひ、こちらにもご参加ください。

どなたも歓迎ですが、準備の都合上、(シンポジウム、ワインパーティ各々について)出席予定の方 は、hibino あっとまーく fh.seikei.ac.jp まで事前にご連絡ください。


【関連リンク】


【関連書籍】
下河辺美知子編著『アメリカン・テロル——内なる敵と恐怖の連鎖』(彩流社、2009年)


権田建二、下河辺美知子編著『アメリカン・ヴァイオレンス——見える暴力、見えない暴力』(彩流社、2013年)

下河辺美知子編著『モンロー・ドクトリンの半球分割——トランスナショナル時代の地政学』(彩流社、2016年)