今回の研究発表は、田辺千景先生(学習院大学)による「Louisa May Alcottと小説の技法」です。子供向けの家庭小説で有名なLouisa May Alcottですが、別名で扇情小説を出版していたことは研究者の間ではよく知られた事実です。本発表では、Alcottの、両極端のジャンルの小説を執筆する上での創作技法の使い分けについて、家庭小説の代表作Little Women(1868年)と扇情小説A Long Fatal Love Chase(1866年)を中心に考察されます。
ぜひご来聴ください!
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日本アメリカ文学会東京支部 5月例会日時:2015年5月30日(土)13:30-
会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 研究室棟1階AB会議室
※アクセス / キャンパス
研究発表
Louisa May Alcottと小説の技法
講師:田辺千景(学習院大学)
司会:野口啓子(津田塾大学)
講師:田辺千景(学習院大学)
司会:野口啓子(津田塾大学)
分科会
近代散文
娯楽の効用――
ソローの『ウォールデン』における視覚について
相木裕史(ニューヨーク州立大学バッファロー校・院)
ソローの『ウォールデン』における視覚について
相木裕史(ニューヨーク州立大学バッファロー校・院)
現代散文
Chang-rae LeeのA Gesture Lifeにおける自己・記憶・ナラティヴ
寺澤由紀子(東京都市大学)
寺澤由紀子(東京都市大学)
詩
“this sheath of pallid air”――
Hart CraneのThe Bridgeにおける不埒な隔離
来馬哲平(駒澤大学・非)
Hart CraneのThe Bridgeにおける不埒な隔離
来馬哲平(駒澤大学・非)
演劇・表象
The Red Letter Playsにおける骨の歌・歴史・発掘――
Suzan-Lori Parksの「反復と改訂」の演劇的美学
佐藤里野(お茶の水女子大学)
Suzan-Lori Parksの「反復と改訂」の演劇的美学
佐藤里野(お茶の水女子大学)
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