2015/03/19

03/28:日本アメリカ文学会東京支部3月例会のお知らせ

3月28日(土)に、慶應義塾大学三田キャンパスにて、日本アメリカ文学会東京支部 3月例会が行われます。

今回の研究発表は、佐久間みかよ先生(和洋女子大学)による「トランセンデンタリストとアメリカン・スタディーズ再考—エマソンのレクチャーを中心に 」です。アメリカン・スタディーズにおいて、当初の学際性が時に政治的意図に影響され、文学自体を論じる際に問題を生んできた一方、同種の問題を、19世紀トランセンデンタリストは既に抱えていました。本発表では、当時の出版事情にも注目されながら、エマソンのレクチャー “The Young American” を中心題材として、トランセンデンタリストの抱える独自性と国際性、後のアメリカン・スタディーズの問題の一端をご検討されます。

なお、分科会・現代散文では、大学院ゼミOBの山根亮一先生(慶應義塾大学・非)が「「繁茂する交通機関」— “The Bear” における文化的転回 」をご発表されます。ご関心のある方は、ぜひご来聴ください!

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日本アメリカ文学会東京支部 3月例会
日時:2015年3月28日(土)13:30-
会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 研究室棟1階AB会議室
アクセス キャンパス

研究発表
トランセンデンタリストとアメリカン・スタディーズ再考——エマソンのレクチャーを中心に
講師:佐久間みかよ(和洋女子大学) 
司会:斎木郁乃(東京学芸大学)

分科会
近代散文
“Surly” な主体性——ハーマン・メルヴィルの The Confidence-Man におけるコスモポリタニズムと脱「帝国」の可能性
笠根唯(一橋大学・院)

現代散文
「繁茂する交通機関」—— “The Bear” における文化的転回
山根亮一(慶應義塾大学・非)


「関東ポエトリ・セミナー」と詩誌『ポエトリ関東』
講師:西原克政(関東学院大学)
ゲスト・スピーカー:ウィリアム・I・エリオット(詩人・翻訳家)

演劇・表象
ピューリツァー賞受賞作品から眺める現代アメリカ社会——Lost in Yonkers(1991)からDisgraced(2013)まで
谷佐保子(早稲田大学・非)

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