小樽生まれであり、日本を代表するSF作家の荒巻義雄氏。1970年にSF評論「術の小説論」、SF 短編「大いなる正午」を発表以後、作家として第一線で活躍されておられます。また、札幌時計台ギャラリー代表をつとめられ美術評論誌『21ACT』を主宰。2012年には、詩集『骸骨半島』で第46回北海道新聞文学賞を受賞され、2013年には、第42回札幌芸術賞を受賞されました。
今回の特別展開催記念パネルディスカッションでは、荒巻義雄氏ご本人を囲みながら、半世紀近い創作・評論活動を回想されます。とくに、海外でも評価の高い『柔らかい時計』 や『神聖代』 ほか初期 SF 作品を中心としながら、作品の成り立ち、背景、意図などを巡りつつ、「荒巻 SF 」の原点が探求されます。また、終了後には荒巻氏のサイン会も予定。どうぞお楽しみに!
特別展「荒巻義雄の世界」開催記念パネルディスカッション
「荒巻 SF の原点を語る」
日時:2014年02月11日(火)14:00-16:00
会場:北海道立文学館地下小講堂(交通アクセス)
司会:巽孝之( SF 評論家・慶應義塾大学教授)
パネラー:
荒巻義雄(作家)
巽孝之
小谷真理( SF &ファンタジー評論家・明治大学客員教授)
タヤンディエー・ドゥニ(日本 SF 研究家・立命館大学講師)
立原透耶(作家)
三浦祐嗣(元北海道新聞文化部長)
主催:「荒巻義雄の世界」展実行委員会
【関連リンク】
・荒巻義雄のNEW UTOPIA CITY
・荒巻義雄展について詳細
・北海道立文学館ホームページによる詳細
・日本SF作家クラブ50周年記念ホームページによる詳細
【関連書籍】
荒巻義雄『柔らかい時計』(1981年、徳間文庫)
荒巻義雄『神聖代』(1980年、徳間文庫)
荒巻義雄『ニセコ要塞1986〈1〉利尻・礼文特攻篇』(1994年、中公文庫)
『白壁の文字は夕陽に映える』(『てのひらの宇宙 (星雲賞短編SF傑作選) 』所収、2013年、創元 SF 文庫)