2013/07/24

グレゴリー・クレイズ著『ユートピアの歴史』刊行(東洋書林):巽先生監訳&解説ご寄稿「もうひとつの空間、もうひとつの時間」

巽先生が監訳をつとめられ、解説「もうひとつの空間、もうひとつの時間」を寄稿された『ユートピアの歴史』(グレゴリー・クレイズ著)が東洋書林より刊行されました。

本書は、「ユートピア」を軸に、古くは紀元前二千年の『ギルガメッシュ叙事詩』から、古今東西の神話を経て、現代SF小説にまで至る四千年もの年月を射程に入れ、9.11・3.11を経た現代のわたしたちに、ユートピア的想像力の重要性を、その可能性と限界をもって、提示してくれます。また、随所に散りばめられたオールカラーの図版・写真は、眺めるだけでも楽しめること間違いなしです。ご興味のある方は、ぜひお手にとってみてください!

また、巽ゼミに縁の深い方は、「ユートピア」と聞いて、巽先生がコーディネーターの一人をつとめられる総合講座から編まれた『ユートピアの期限』(慶應義塾大学出版会、2002年)を思い浮かべるかもしれません。お久しぶりにこちらも合わせてどうぞ!

ユートピアの歴史
:グレゴリー・クレイズ
: 巽孝之(監訳)/小畑拓也(訳)
判型:A5
頁数:334
出版東洋書林
刊行:2013年07月
価格:4725(本体4500+税)
東洋書林による本書詳細

【目次】
序章 ユートピアの探究
第一章 古典時代---神話、黄金の時代、理想の政体
第二章 キリスト教的原型---天国と地獄、千年紀と「黙示録」
第三章 非ヨーロッパ圏の理想---社会の構想何処でもない、何処か
第四章 領域の定義---トマス・モアのユートピア
第五章 楽園との邂逅?---新世界とその先への発見の旅
第六章 デフォーとスウィフトの時代---風刺と無人島
第七章 革命と無人島---アメリカ、フランス、そして世界の再構成
第八章 理想の諸都市---中世から近代へ
第九章 共同体としてのユートピア---シェイカー信徒からヒッピーまで
第十章 革命の第二次代---社会主義、共産主義、無政府主義
第十一章 進歩の発明---ユートピアとしての合理主義、テクノロージー、
     近代
第十二章 サイエンス・フィクションの登場天上と彼方の新世界
第十三章 様々なディストピア風刺と現実における全体主義とその後
第十四章 ユートピア、サイエンス・フィクション、映画---最後のフロン
     ティア
終章 パラダイス・ロスト?
解説 もうひとつの空間、もうひとつの時間(巽孝之)
参考文献
原注
索引

【関連リンク】
東洋書林
総合講座「ユートピアの期限」

【関連書籍】
グレゴリー・クレイズ/巽先生監訳/小畑拓也訳『ユートピアの歴史』(東洋書林、2013年)

坂上貴之・巽先生・宮坂敬造・坂本光辺『ユートピアの期限』(慶應義塾大学出版、2002年)

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