5月28日(月)に第36回日本スタインベック学会が、大東文化大学・大東文化会館にて開催されます。
特別講演では、2005年に『エデンの東』(早川書房、巽先生解説)の新訳を刊行された土屋政雄先生が講師をつとめられ、「翻訳の実際——『エデンの東』の場合」を発表されます。
また、2012年はスタインベック生誕110年、ノーベル文学賞受賞50年、『エデンの東』出版60年に当たる、記念すべき年であることから、シンポジウムでは『エデンの東』を新しい視点から読み解く試みがなされます。こちらでは、巽先生が講師をつとめられ、「エデンの東洋」を発表されます。
第36回日本スタインベック学会
日時:2012年5月28日(月)
場所:大東文化大学・大東文化会館
(板橋区高島平1-9-1***地図はこちら)
***プログラム
特別講演
講師:土屋政雄(翻訳家)
講演題目:「翻訳の実際——『エデンの東』の場合」
研究発表
1. 大須賀寿子(明治大学兼任講師):
「アメリカの縮図としてのIronical Heaven——Out of Placeに生きるスタインベック」
2. 木原健次(一橋大学大学院):
「ニューディール期文学としての『疑わしき戦い』と『怒りの葡萄』」
3. John J. Han (Missouri Baptist University):
"Companions on the Road: Animals in Steinbeck's Texts"
スタインベック生誕110年、ノーベル文学賞受賞50年記念シンポジウム
題目:『エデンの東』の多重空間を読み解く
司会兼講師:鈴江璋子(実践女子大学名誉教授):
「『父の名』と『不受理の女』」
講師:巽孝之(慶應義塾大学):
「エデンの東洋」
馬渡美幸(熊本大学非常勤講師):
「創作過程について——『父親』の顔と『作家』の顔」
中垣恒太郎(大東文化大学):
「アメリカン・エデンの想像力——中世趣味・聖地巡礼・ルーツの旅」
***懇親会
日時:2012年5月27日(日)
場所:東京ガーデンパレス(東京都文京区湯島1-7-5)
***日本ジョン・スタインベック協会ホームページはこちらをご覧ください。
土屋政雄訳/巽孝之解説『エデンの東(1)』 (ハヤカワepi文庫)
『エデンの東 新訳版 (2) 』(ハヤカワepi文庫)
『エデンの東 新訳版 (3) (ハヤカワepi文庫)』
『エデンの東 新訳版 (4) (ハヤカワepi文庫)』