Cacophony
3.11の震災は、人と人との繋がりを断ち、調和を乱し、様々な不協和音を生み出すに至りました。Panic Americana #16ではこうして露わになったものを “Cacophony”(嫌な音 / 不快な音)と呼び、キーワードとしました。
2011年 6月 7日、KENSO清水氏は、既存の調和を乗り越えるプログレッシブ・ロックのサウンドを三田キャンパスに響かせ、10月 15日、シドニー大学英文学教授ポール・ジャイルズ氏はアメリカの不協和音を炙り出すべくトランス・アトランティックな視点から講演を行い、奇しくもこの 3.11の年に、複数のゼミ出身の先生方がそれぞれの年月を 1冊の書物という形に結実させました。ノイズとノイズを繋げる、それこそ Cacophony の音楽!
Contents
- 風は歌い、野獣は叫ぶ ---巽孝之×小谷真理
- Turning American Literature Inside Out ---Paul Giles (シドニー大学教授)
- 文学と科学のカコフォニー ---巽孝之
- Cacophony:この未知なる非日常 ---小谷真理
- MAKE IT SPEAK ---Larry McCaffery
- 異次元への扉:プログレッシブ・ロック ---清水義央:KENSO
- 大和田先生おめでとう!出版&受賞記念取材 ---大和田俊之
- 出版記念対談 ---麻生享志×波戸岡景太
- いままでとこれからのパニカメ ---向山貴彦
- Interview:震災と出版 ---高木教行 (13期生)
- 3.11の未来 ---海老原豊 (14期生)
- 誌上講義 ---田ノ口正悟 (20期生)
- TATSUMI RECORDS ---巽ゼミ 21& 22期生
- かしまほにい ---加島聖也 (22期生)
- YUKIHO³:Palm Reading ---椙浦由貴保 (22期生)
- An Occurrence at Tokyo Tower:ラブプラスデート ---小此木拓也 (21期生)
- たつみくん ---大枝香澄 (20期生)
- A Photo Memoir: Tatsumi Seminar 2011 ---小泉由美子 (21期生)
- 合宿体験記 ---合宿係
- 編集後記 ---パニカメ編集部>
【お詫びと訂正】
小誌に掲載致しました KENSO清水様のインタビュー原稿が、ご本人のチェックを経た最終原稿ではなく、その一段階前の不完全な原稿であったことがわかりました。原稿データを取り違えて編集作業を進めてしまったことが原因です。本来あってはならないはずの間違えを犯し、清水様を始め、ご購入者の皆様、そして関係者の方々に多大なるご迷惑をお掛けし、不快と落胆の念を抱かせてしまったことを、編集部一同深く反省しております。誠に申し訳ございません。
12月 3日に行われました巽ゼミ OBOG会及び 4日の KENOSOライブにてご購入頂いた皆様には、正しい原稿をお読み頂けるよう、最終原稿をノーカット版として改めて編集した紙面を PDF化し、アップロードすることに致しました。下記 URLのページを開き、“キーワード”と書かれている欄に、お買い上げいただきました小誌 12頁の冒頭に書かれている年月日の数字 8ケタを入力し、「ダウンロードします」というボタンをクリックしますと、PDFデータをダウンロードして頂くことができます。
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/299266.pdf
お手数をお掛け致しますが、上記の方法で清水様のインタビュー記事をお楽しみ頂けましたら幸いです。
また、小誌『Panic Americana』12月 4日以降にご購入された方及びご購入希望の方に対する対応としましては、これから販売する分の冊子の付録 CDRに、従来の内容に加え、最終原稿版の紙面の PDFを収録することに致しました。これからご購入下さる方には、その CDRをパソコンで開いて清水様のインタビュー記事をお読み頂けましたらと思います。